イラク:アメリカ特殊部隊がモースルにてダーイシュを内偵
2016年01月04日付 al-Hayat 紙
作戦行動中のイラク軍(AFP)
■アメリカ特殊部隊がモースルにてダーイシュを内偵
【バグダード:マシュリク・アッバース】
「インギマースィーン」(訳注:「投げ込まれる者」の意。敵陣に身を投じ可能な限りのダメージを与えた後自爆する任務を与えられている)と名付けられたダーイシュの特攻隊員がティクリート、サーマッラー、ラマーディーで攻撃を行う中、アメリカのコマンド部隊に属する特殊部隊が空からの着陸を繰り返しダーイシュの勢力調査に当たっている。これは「内偵作戦」の一環で、昨日(3日)はモースル付近で実行された。
クルド系の情報筋は、アメリカ特殊部隊との共同着陸作戦の実行を発表した。作戦の実施はこの三か月間で5回目であり、最初の作戦はモースル付近で実行された。この作戦はモースル南部、カイヤーラ・マフムール間に位置するアズヒーリーラ村のダーイシュ指令部をターゲットとしたものであったが、特殊部隊のメンバーが捕虜となり、殺害され、装備と物資を奪われる結果となったことを説明した。
同情報筋は「ファッルージャ南部のハウィージャで同様の作戦を4度実行したアメリカ特殊部隊は、作戦を実施した地域とその地域におけるダーイシュの勢力に関する十分な情報を入手した。それゆえリスクがあるにも関わらず、遠方からの空爆に頼らずこのような方法を選択している」と続けた。
また「この方法を選択することによってアメリカ軍はイラク軍、ペシュメルガ、人民動員部隊の前線から遠い地域において、可能な限り多くのダーイシュ幹部を拘束し、その地域へのダーイシュの拡大と地上における実際の勢力について必要なデータベースを完成させ、また、その勢力の弱まった地域を調査することができるのだ」と付け加えた。
(後略)
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( 翻訳者:中村優斗 )
( 記事ID:39554 )