■保育園で幼児「虐待」
【チュニジア:フワード・サアディー】
人々は、自分の子供たちの中に、そこから「救出」しなければならない苦難を見出した。たとえ偶発的であっても、国の指導に従わない近所の保育園での出来事である。死につながる物理的精神的暴力や性的暴行の事例が原因となり、そうした無責任な行動は、チュニジアの多くの家庭に大惨事となって跳ね返った。根本的な解決策が見つからないまま保育園内で惨事が繰り返される限り、保育園が子供や幼児の権利拡大に寄与することはない。
母が共犯者なのか?
スファックス県(南東部)の保育園で起きた事件を受けて、国中がその犯罪のおぞましさに揺れた。悲しみに暮れる母親は、「娘が殺された原因は私です。ああ、何故私は娘につきっきりでいなかったのか」と語った。彼女がひどく取り乱しながら言うには、(当時6ヶ月)の娘を仕事に行く前に保育園に預け、同日迎えに行った時、その「保育士(女性)」の振る舞いが異常に思えた。
母親によると、「非常に無礼で冷酷に、娘が窒息死したと伝えられた。その後、死因は睡眠薬の過剰摂取とわかった」。そして後悔に満ちた口調で「私が自分の時間を全て娘のケアにあてればよかった。共犯者になってしまいました。なぜなら私は、彼女を育て、必要なぬくもりや優しさを与える責任を果たさなかったのです」と加え、他の母親らに、子供たちのために楽しい時間を設け、適切な保育園を選ぶよう助言している。
(後略)
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( 翻訳者:宮﨑愛 )
( 記事ID:39568 )