サウジアラビア・イラン:懸念される危機の拡大
2016年01月07日付 al-Watan 紙

■米評論家「サウジ・イラン間の危機は拡大するだろう」

【諸通信社】

米放送局CNNの軍事評論家リック・フランコーナ氏は、サウジ・イラン間の現状を「外交大戦」と呼び、「最悪の場合、湾岸地域での軍事対立に発展しうる」と加えた。また、同放送局の諜報・治安問題評論家ロバート・ベア氏は、「外交手段だけでサウジ・イラン間の緊張は解決されないとし、「私は現在の状況を30年戦争の新たな局面と見ており、今後数十年我々はこの問題に付き合うだろう。簡単で単純な解決も、純粋に外交的な解決策も無い」と続けた。

一方、「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙は以下の通り伝えた。「当該地域での緊張の高まり、外交上の対立、宗派分裂は、バラク・オバマ大統領による紛争地域からの撤退政策の「終わり」を含む、中東地域の混乱の拡大に加え、とりわけダーイシュ及び過激主義一般との闘いにおいて、米国に不利益をもたらすだろう」。これに先立ち、ワシントン中東政策研究所の湾岸問題専門家サイモン・ヘンダーソン氏は、「オバマ政権の方針は中東地域での米国のプレゼンスを低め、他地域に軸足を移すことだった」と述べた。

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( 翻訳者:窪内 万葉 )
( 記事ID:39570 )