エジプト:「ダーイシュ」メンバーとアズハル学生に禁固刑
2016年01月06日付 al-Hayat 紙
アズハル・モスク
アズハル・モスク

■「ダーイシュ」メンバーに懲役10年、アズハル学生に懲役5年の判決

【カイロ:本紙】

エジプト司法は昨日、兵士殺害の罪を犯した「ダーイシュ」エジプト支部のメンバーに対し、「当局への抵抗」の罪で懲役10年を科した。またムハンマド・ムルスィー前大統領を支持したアズハル大学の学生11人を「暴力と公共施設への放火」の罪で1年から5年の懲役を科した。

トゥラ地区(カイロ南部)の警察幹部学校で開かれたザカジク市(ナイル川デルタ)の刑事裁判では、「アンサール・バイト・マクディス」(後に「シナイ州」に改名して「ダーイシュ」に忠誠を誓った)のメンバーであるアーディル・ハバーラ被告に対し、「当局への抵抗及び刀剣類の所持」の罪で懲役10年を科した。

ザカジク北部の検事総長は、「2011年6月に当局が逮捕しようとした際に暴力を行使して抵抗、それにかかわる判決を下すため、ハバーラ被告を刑事裁判所に移送していた。また、「第二のラファフ虐殺」として知られる事件に関し、司法が警察官及び兵士殺害に対する判決を下した後、ハバーラ被告にはそれぞれ死刑判決が下されていた。

カイロ刑事裁判所は昨日、「アズハル大学事件」として知られる事件の被告4人に5年、6人に3年の厳しい懲役、女性1人に1年の懲役、そして被告全員に200万ポンド以上の罰金を科した。

問題となる事件は、「同胞団」とムルスィー前大統領を支持した「ラービア・アダウィーヤ」と「ナフダ」の両広場での座り込み解散直後となる2013年1月にさかのぼる。検察は被告らに、「公務員を脅迫し、暴力を行使したことに加え、アズハル大学で公的・私的財産の破壊を広めるために集会を組織した」容疑をかけている。

(後略)

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( 翻訳者:川満友梨映 )
( 記事ID:39578 )