エジプト:シナイ半島で「テロリスト」11名を殺害
2016年01月07日付 al-Hayat 紙
シナイ半島入り口
シナイ半島入り口

■軍がシナイ半島で「テロリスト」11名を殺害と発表

【カイロ:本紙】

エジプト軍の報道官ムハンマド・サミール大佐は以下のように述べた。軍部隊はシナイ半島で11名の「テロリスト」を殺害した。これは軍事作戦「殉教者の権利」の第ニ段階の一環で、軍によれば、4日前から続く衝突で武装集団の死者は98名に増えたためである。

同報道官は声明で以下のように発表した。「作戦の主体となった第二、第三軍部隊は、電撃作戦部隊と即時介入部隊員の支援、および警察の対テロリスト戦闘ユニットの協力を受け、さらに武装ヘリコプターの上空援護下にあった。同軍部隊は、シナイ半島の北部および中部で二度の銃撃戦の後、11名のテロリスト戦闘員を殺害した。これは任務遂行直後の突撃作戦、テロリスト部隊との衝突の最中で行われた。また、容疑者逮捕の上、軍部隊を標的に仕掛けられた5つの爆発物を取り除き、銃や大量の機関銃、4丁の自動小銃、RPGロケット、様々な銃弾、大量の爆発物、麻薬ならびに石油化学物質を押収した」。

また、同報道官は、国境警備隊が「昨年、武器7,500点以上と爆発物約3,000キログラム、さらに貯蔵していた弾薬25万発、ロケット弾、各種爆弾、小銃を押収した」と指摘した。

一方、最高裁判所は昨日、2013年の8月にキルダーサ警察所を襲撃して同警察本部長及び次長、警官12名を殺害した事件の被告150名に関して、上訴の審議を延期すると決定した。これは、ムハンマド・ムルスィー前大統領の支援者によるラービア・アドウィーヤ広場とナフダ広場での座り込みが解散した後のことで、次回審議は今月20日である。

延期の決定は、被告の上訴において、司法見解を含めた文書の写しを最高裁に代わって弁護団が入手できるようにするためである。被告の判決は149名が死刑で1名が懲役10年であった。被告らは刑事裁判所が彼らに下した有罪判決について上訴を申請し、判決の取り消しと再審を求めている。

(後略)

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( 翻訳者:塩川ゆうり )
( 記事ID:39584 )