GCC:サウジ大使館襲撃の影響を議論
2016年01月09日付 al-Hayat 紙


■湾岸協力会議、テヘランのサウジ大使館襲撃の影響を議論

【テヘラン:ムハンマド・サーリフ・スィドゥキヤーン、クウェート:ハマド・ジャースィル、リヤード:本紙】

湾岸協力会議(GCC)加盟国外相はリヤードで今日(9日)、サウジアラビア外相兼GCC閣僚評議会現議長のアーディル・ジュバイル氏が議長を務める会議を開催する。GCC事務局長アブドゥッラティーフ・ザイヤーニー博士は、会議について「テヘランのサウジ大使館およびイラン、マシュハドのサウジ領事館襲撃の影響を検討するために」行われる緊急会合だと述べた。

サウジアラビアは襲撃後イランと外交関係を断絶し、湾岸諸国、アラブ諸国およびイスラーム諸国はサウジと足並みをそろえた。バーレーンがイランとの関係断絶を決定した一方で、UAEはイラン大使を呼び出し抗議書を手渡した。クウェートとカタールはそれぞれの駐イラン大使を召還したほか、オマーンはサウジ外交使節団の二拠点への攻撃に「多大な遺憾の意」を表明した。

GCC閣僚評議会は、明日(10日)カイロで行われるアラブ連盟の外相級緊急会議を前にして行われる。これはサウジ大使館および同国領事館に対するイランの侵害行為ならびに襲撃を非難し、イランによるアラブ諸国への内政干渉を改めて拒否するというサウジアラビアの求めに応じたものである。

他方、イラン外務省は、トルコ外務省がアリー・リダー・ビーカデリー駐トルコ・イラン大使を呼びだしたことを否定した。

また、テヘランの金曜礼拝でムハンマド・イマーミー・カーシャーニー導師は、サウジアラビアとの関係断絶に適した下地をつくりだそうと狙っていた「愚かな人々」にのせられ、テヘランのサウジ大使館を攻撃したとして「侵入者たち」を非難した。導師は「犯罪者たち」が実行した大使館への攻撃を非難し彼らの訴追を求めたが、サウジアラビアは初めから関係断絶を望んでいたともみなした。

(後略)

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( 翻訳者:佐藤早於里 )
( 記事ID:39599 )