■エジプト人を拷問で殺害した容疑で警官13人への裁判が開始
【カイロ:本紙】
エジプト南部キナー県の刑事裁判所は本日、13人の警官に対する初公判を開く。彼らのうち4名は士官、他9名は警察官僚および警察官で、11月にルクソール警察署内で職員に拷問を行い死亡させた容疑がかかっている。
裁判は「治安上の理由」、つまり被告らと被害者遺族との衝突を懸念してキナー刑事裁判所で行われることとなった。公判は厳重な警備の中で行われ、裁判所付近を取り囲むために兵士が集結した。これは被告らと被害者遺族の間であらゆる摩擦が起こるのを防ぐためである。
検察当局は士官と警察官らを刑事裁判所に送検した。うち9名は逮捕された士官で、彼らはタルアート・シャビーブ氏を数時間拘束した後に殺害した容疑で勾留されている。検死報告書によれば、「被害者は首に致命的な殴打を受け、また背中に受けた殴打により脊椎を損傷した結果、脊髄が折れて死亡した」。
アブドゥルファッターフ・スィースィー大統領とマジュディー・アブドゥルガッファール内務大臣は「治安機関において虐待者らへの責任を問う」と誓った。
(後略)
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( 翻訳者:井上開 )
( 記事ID:39605 )