エジプト:国会生放送の禁止とその背景
2016年01月13日付 al-Hayat 紙
昨日のカイロのパン売り(Reuters)
昨日のカイロのパン売り(Reuters)

■エジプト国会生放送の禁止が批判を招く

【カイロ:アフマド・ムスタファー】

国会審議のテレビ生放送の禁止という暫定的な決定が批判を招いた。批判の背景には、特にアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領が提出した何百もの決議や法律に関する議論を控えていること、また前任のアドリー・マンスール元暫定大統領が議会を欠席したことがあった。 一方、アリー・アブドゥルアール国会議長はスィースィー大統領に向けたメッセージの中で、「議会は国家行政における大統領の賢明な政策を支持する」と発表した。

様々な委員会(19の委員会)が編成される中、昨日(12日)議会は第3審議に進んだ。そこではスィースィー大統領とマンスール氏が提出した約300の決議及び法律に関する議論が行われる予定で、憲法が定める期限である今月24日までの可決に向けた準備が進められる。

一昨日夕刻に開催された夜間委員会の場で、議員らの間で論争や混乱を引き起こしたこれらの法律が可決することが望まれていた。これに先んじて、議長は、これらの法案によって示された5つの委員会、さらに代表議会の内規改訂のための第6の司法委員会の編成を発表した。

この決定は、議会の専門委員会編成を進め、アブドゥルアール議長はそれに応えるよう主張する議員たちから厳しい反対を引き起こした。昨日、19の専門委員会の長、議員、秘書の選出作業が行われたが、これは付託条項に基づいてこれら委員会に対する法律が移行段階にあると示される前提の下である。

(後略)

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( 翻訳者:法化図祐典 )
( 記事ID:39621 )