シリア:反体制勢力がトルコ付近の2つの村をダーイシュから奪還
2016年01月10日付 al-Hayat 紙
アレッポ郊外カッラーサ地区へのロシアの爆撃後(Aleppo Media Center)
アレッポ郊外カッラーサ地区へのロシアの爆撃後(Aleppo Media Center)

■反体制勢力がトルコ付近の2つの村からダーイシュを駆逐

【ロンドン:本紙】

反体制派戦闘員らは、トルコ政府の反体制諸派に対する軍事支援について報じられる中、シリア北部、トルコ国境付近に位置するアレッポ郊外一帯からダーイシュを駆逐した。一方ヌスラ戦線は、イドリブ県郊外カフル・ナブル市で報道活動家2名を拘束し、数時間後に解放した。同県は一昨日(8日)、マアッラト・ヌウマーン市を標的としたロシア軍による集中的な空爆を受け、うち1回での死者数は81名に上った。

反体制派ウェブサイト「クッルナー・シュラカー」が昨日(9日)発表したところでは、「革命家旅団はダーイシュ構成員との激しい衝突を経て、同組織が支配していたアレッポ北部郊外のカッラ・クーバル村およびヒルバ村を奪還した」。活動家らは以下のように述べた。「革命家旅団は、トルコ・シリア国境付近のカッラ・クーバル村とヒルバ村にあるダーイシュ構成員の複数拠点に対して激しい攻撃を行った。双方が重火器を使用し、衝突は双方に死傷者をもたらした。革命家旅団はこれら2つの村の支配を回復することに成功した」。シャーム軍団によれば、戦闘に加わった勢力は「シャーム軍団、スルターン・ムラード旅団、ムウタスィム旅団、そしてハムザ旅団」である。

ダーイシュに近い「アウマーク通信」は「シリア反体制派武装兵がアレッポ北部のカッラ・クーバ村を攻撃した」と述べ、また「有志連合の無人戦闘機1機が、革命家旅団の攻撃中に同村に対して空爆を実施した」と強調した。さらに同通信社は、同様にトルコ部隊が、革命者旅団によるカッラ・クーバル村のダーイシュ拠点への攻撃中に同村を標的とした」と指摘した。

(後略)

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( 翻訳者:高寺葵 )
( 記事ID:39632 )