イエメン:国軍は近くサナアに進軍
2016年01月14日付 al-Hayat 紙
第3管区基地内を歩くイエメン兵(Reuters)
第3管区基地内を歩くイエメン兵(Reuters)

■軍は近くサナアへの進軍を期待

【ジャーザーン:ヤフヤー・ハルダリー;ムカッラー:アブドゥッラフマーン・ビン・アティーヤ;サナア:本紙】

アラブ有志連合軍の戦闘機は昨日(13日)、タイズとマアリブ両県で、フースィー派及びアリー・サーリフ前イエメン大統領に忠誠を誓う部隊の拠点に対する空爆を実施した。「人民抵抗」部隊と親正当政府軍による、サナア北東部のニフム行政地区及びマアリブ西部のハイラーン山への継続的な進軍に伴い、空爆範囲はザマール、フダイダ、サアダ県に拡大した。

その間、イエメン軍参謀総長のムハンマド・マクディシー少将は、ザマール、サナア、ジュウフの知事と及び第3軍管区司令官との面会の直後、フースィー派による支配からの各県の解放に向けた軍及び行政の努力の調整を背景に、記者会見を行った。

同少将は「国軍は近くサヌアに進入するだろう」と強調した上で、フースィー派とサーリフの部隊に言及する中で、「イエメンは、イエメン人を介してなされたペルシャの異民族の侵略にさらされている」と述べた。また、サーリフの軍では「サーリフ前大統領やその同盟勢力に対する多くの裏切りが生じている」と明らかにし、昨年半ばから愛国主義に基づいた、腐敗を退ける新しい国軍の設立を開始したと付言した。

さらに、火曜日(12日)にサナアでフースィー派及びサーリフ陣営の代表団と面会したイスマーイール・ウルド・シャイフ国連特使(イエメン担当)は、反対勢力と正当政府間の交渉における新ラウンドの招集に関して楽観的な見方を示した。同特使はフェイスブックで、「イエメンの首都サナアで、アンサールッラー(フースィー派)及び国民全体会議の代表団と面会した。私たちは唯一の方法である政治的解決に大きく応えるため、交渉による新ラウンド招集に向けた準備について議論した」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:松本悠里子 )
( 記事ID:39651 )