シリア:政府軍がラタキア郊外に支配を拡大、アレッポの「ダーイシュ」拠点に接近
2016年01月14日付 al-Hayat 紙

■シリア政府はラタキア郊外での支配を拡大・・・アレッポの「ダーイシュ」拠点に接近

【ロンドン:本紙】

シリア政府軍は昨日(13日)、ラタキア郊外クルド山での攻撃を継続、一昨日(12日)同軍とその同盟勢力によって陥落した反体制勢力の拠点サルマー町に隣接する山々を制圧した。同様に政府軍はクワイリス軍事飛行場(シリア北部)の北にあるジャディーダ村の制圧に成功、これによりシリア東部アレッポ郊外にある「ダーイシュ」の拠点バーブ市から数キロに迫った。

シリア人権監視団(本拠地イギリス)によれば、水曜(13日)明け方から「サルマー町近郊のマールーニーヤート村を中心として、ロシア士官に監督されたレバノンのヒズブッラーを含む政府軍作戦司令室、国防軍が支援する政府軍、バアス大隊およびこれを支持するシリア、アラブ、アジア人武装兵が、第1海岸師団、シャーム自由人イスラーム運動、アンサール・シャーム、第2海岸師団、トルコマン・イスラーム党、ヌスラ戦線(シャーム地方のアルカイーダ系組織)、イスラーム主義勢力及びその他の戦闘員と」激しい衝突を繰り広げている。

同監視団はまた、この衝突にはマルジュ・フーハ村、ラビーア村、マリージュ村の衝突地域及びその他の地域への、ロシア戦闘機による爆撃と政府軍の砲撃が伴ったと加えた。さらに同監視団は、政府軍がマリージュ村一帯に「前進」、「マールーニーヤート村の丘を制圧した」と強調した。これは政府軍がクルド山の反体制勢力の主要拠点サルマー町を「完全に」制圧した翌日であった。

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( 翻訳者:所巧 )
( 記事ID:39652 )