イエメン:アデンの製油所で爆発事件
2016年01月16日付 al-Hayat 紙
イエメン政府派の兵士、マアリブで(Reuters)
イエメン政府派の兵士、マアリブで(Reuters)

■アデンで石油パイプライン爆発

【サナア、アデン:本紙】

「人民抵抗」と親イエメン政府軍の合同部隊は昨日、サナア東部の二フム行政区の要衝「ワトラーン」山の制圧を発表した。一方、有志連合の戦闘機は、首都のセキュリティー・ゾーン近郊のフースィー派及び親アリー・サーリフ元大統領部隊の拠点への爆撃を強化した。

アデンでは昨日、身元不明の武装兵らがブライカ地区の石油港と製油所を結ぶ石油用ポンプの主要パイプラインを爆破した。AFP通信が製油所職員の話として伝えたところでは、消防隊が鎮火にあたったが、爆破から数時間後には、パイプに仕掛けられた爆発物によって火が石油港と製油所間のパイプラインに広がった。また、火は石油タンクの近くに迫り、「パイプラインは大きな損害を被った」。

治安筋によれば、身元不明者は夜間、製油所から約500メートルと給油所から3キロの地点に爆発物を仕掛けた。また目撃者は、製油所の警備隊と武装兵の間で衝突が起きたが、武装兵は2台の自動車で逃亡に成功したと指摘した。

また、タイズ県の抵抗勢力筋は、同勢力による攻撃でフースィー派と親サーリフ部隊に数十人の死傷者が発生し、フースィー派がタイズ市の包囲強化に打って出るのに合わせて、有志連合の戦闘機が空爆を行ったと強調した。

(後略)

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( 翻訳者:谷藤瑞季 )
( 記事ID:39665 )