シリア:ダーイシュがダイル・ザウル市での支配を拡大
2016年01月19日付 al-Hayat 紙
トルコ国境に近いイドリブ県サルキーンのシリア避難民たち(Reuters)
トルコ国境に近いイドリブ県サルキーンのシリア避難民たち(Reuters)

■「ダーイシュ」はダイル・ザウル市における支配地域を拡大

【ロンドン:本紙】

シリア政府軍によるブガイリーヤ村の拠点奪還に向けた反撃にもかかわらず、「ダーイシュ」はダイル・ザウル市(シリア東部)での攻撃を継続し、新たな支配地域を得た。同村は政府軍が先週拠点を失った村で、またダーイシュが数十人の兵士を殺し、彼らの家族約400人を捕虜にした村である。また反体制武装集団は、シリア北部ラタキア県郊外のトルコマン山一帯での反撃の中、政府軍側に被害を与えることに成功した。

シリア人権監視団によるダイル・ザウルからの昨日(18日)の報告によれば、「ダーイシュ」はブガイリーヤ村南部の放送塔地区と同西部の私立ジャズィーラ大学の施設を制圧した。同様に、政府軍及びそれを支持する戦闘員との激しい戦闘の直後、アイヤーシュ村のサーイカ軍事基地及び倉庫の一部を制圧した。

同監視団はまた、ルーワード協会とブガイリーヤ村周辺で、政府軍及びそれを支持する戦闘員とダーイシュ戦闘員との戦闘が確認されたと加えた。同地域ではダーイシュがアイヤーシュ一帯のフジャイフ丘を標的にする一方、政府軍が依然第137旅団基地及び同村の倉庫の一部を制圧していると述べた。同監視団によると、衝突によって政府軍から数十人の死傷者が出た。

(後略)

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( 翻訳者:所巧 )
( 記事ID:39687 )