■ジュネーブ会合の「限定的延期」

【パリ：アールリート・フーリー；ニューヨーク：本紙】

　月曜日に予定されていたシリア国内勢力間のジュネーブ会合の延期が、数日ではあるが、ほぼ確定したようだ。延期は、国際社会と国連が会議の期間内の開催への反対という障害を乗り越えられるまでである。現在、直前のリヤド会議に基づいて形成された武装勢力と民間人を含む、皆がシリア危機の政治的解決に同意するグループとは別の反体制代表団とシリア政権との交渉を設けようとする、ロシアの思惑が見られる。
　
　スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特使はこの決議の正当性を完全に否定し、この原因として、ジュネーブ会合の開催遅延の責任がサウジアラビアにあるとし、月曜日に予定されていた交渉は「わずか数日の延期」であることを強調した。さらに同特使は本紙にジュネーブからメールを送り、そこでは会議開催が遅れた原因はサウジにあるとする彼の主張にかかわる回答として、「私はかかる発言をしておらず、特定のいかなる国にも、間違いなく（原因が）サウジとは言及していない」と述べられていた。

　報道では、デミストゥラ特使が今月18日に開かれた国連安保理の報告で、ジュネーブの「交渉テーブルに主要な反体制派の見解を集めるための努力を妨害された」と「サウジを批判した」伝えられた。さらにこの会議の開催の延期に関して同特使は、「延期は長くは続かず、数日で済むだろう。より良い議論の開始につながるなら待つ価値はある」と述べた。そして、「私は安保理に対し、全ての当事者勢力が、双方拒否権を行使し、参加見込みのある勢力に呼びかける向きで提案していると報告した」と説明した。

（後略）

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（ 翻訳者:小池柊哉 ）
（ 記事ID:39702 )