■「サウジアラビア港湾局」が「テヘランの船」を禁止
【ジェッダ:ムナー・マンジューミー】
サウジアラビアがイランと国交断絶して約2週間後、経済関係機関は地域と世界全体を動かしたその政治的決定の適用に乗り出した。本紙が情報筋から入手した情報では、イランの旗を携えた商船に対してサウジ港湾局は「望ましくない」と通達した。
サウジ港湾局は、今後の(変更の)指示が出るまで、イランとの断交にかかわる公式決定に倣い、すべての関連当局に対し、「イラン国旗を掲げた」同国商船の入港をサウジの全港で控えるように通達するべく指示を出した。本紙に近い情報筋は、「商業工業省はイランとの商業関係断絶に関する必要な対策を講じるべく関係当局と調整を行う予定である」と述べた。
テヘランのサウジ大使館及びマシュハドの同領事館が暴力に曝された後、サウジはイランと断交した。そしてサウジのアーデル・ジュベイル外相は、「サウジアラビアのイランとの国交断絶は両国間のフライトの停止、商業関係の終わり、そしてサウジ人のイラン渡航禁止を含むまでに拡大するだろう」と発表した。同時にロイター通信社に対して、「サウジにある聖地は依然イラン人巡礼者を歓迎する」と強調した。
サウジ・イラン間の貿易についての最新の統計によると、貿易総額は5億2,500万サウジ・リヤルに上る。1位は鉄鋼製品で、サウジの輸入全体のうちイランからのものが57パーセントを占める。
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( 翻訳者:柳井丈司 )
( 記事ID:39709 )