チュニジア:警官らが大統領府前で待遇改善を求めデモ
2016年01月26日付 al-Hayat 紙
昨日行われたチュニジア警官によるデモ(ロイター)
昨日行われたチュニジア警官によるデモ(ロイター)

■警官らが大統領府前でデモ

【チュニス:ムハンマド・ヤースィーン・ジャッラースィー】

チュニジアで警察官ら約3,000人が待遇改善を求め、大統領府前でデモを行った。また同時期には、チュニジアのほとんどの県で失業者らによる抗議活動が行われていた。

国内治安維持部隊組合のスポークスマン、シュクリー・ハマーダ氏は「われわれは、他のセクターと同様に、不十分な待遇の改善を望んでいる。とりわけ、われわれは前線に立って祖国のために自らの命を危険にさらしている」と語った。さらに同氏は、ハビーブ・スィード政権は自分たちとの約束をいまだに果たしていないと評した。

ハマーダ氏は、政府が要求に応じない場合、警察官は抗議活動を拡大させるつもりだと強調、「警察は祖国を全力で守り続けるだろう」と語気を強めた。

政府は、複数の警察組合から向けられた警察官の社会的待遇改善や特別手当を求める圧力に直面している。先週、大統領府は警察組合らと合意を結んだが、「国内治安維持部隊組合」は、この合意が警官らの希望に応えていないとして拒否した。

バージー・カーイド・スィブスィー大統領は昨日、治安情勢の進展について精査するため国家安全保障会議を開いた。そんな中、職や貧しい県の発展を求めた社会的抗議活動が広まりつつある。

(後略)

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( 翻訳者:井上剛 )
( 記事ID:39731 )