シリア:「ロシア・リスト」の反体制派への交渉参加呼びかけ
2016年01月27日付 al-Hayat 紙
昨日、シャイフ・ミスキーンのシリア兵(AFP)
昨日、シャイフ・ミスキーンのシリア兵(AFP)

■ローザンヌの「ロシア・リスト」とジュネーブ交渉

【ロンドン:イブラーヒーム・ハミーディー;ニューヨーク、モスクワ、ベイルート:本紙、AFP】

「ロシア・リスト」のシリアの反体制派が、スタファン・デミストゥラ国連シリア特使による、来たる金曜日のジュネーブ交渉への「アドバイザー」としての参加呼び掛けに応じるべく殺到した。これに先立ち、昨日の長時間に及ぶ会合で、リヤド会議で組織された反体制派のための最高交渉委員会がその立場を固めた。

国連とスイス政府との合意調整により、「クルド民主同盟」の呼びかけ準備を解決するための努力とともに、「ロシア・リスト」に基づいた政府、反体制派、およびローザンヌの代表間の交渉に向けてジュネーブ交渉の割り当てが決定された模様である。交渉開始の数日前、シリア政府軍はロシア空軍の支援を受けて「自由シリア軍」小隊に制圧されていたダルアー県郊外の戦略都市を奪還した。

デミストゥラ特使は、本紙が入手したシリア政府と最高交渉委員会にあてた招待文書の中で、金曜日から交渉が始まるにあたり、「シリア支援のための国際社会」協定を背景とする国連安保理決議第2254を強調した一方、移行政府形成について述べたジュネーブ宣言については考慮しなかった。これは金曜日から始まる交渉で、「一党支配ではない信頼性のある包括的な規則とタイムスケジュールを設定し、6か月以内の新憲法起草プロセスの開始とその後の自由で公正な選挙実施を進めることを目的とした」ものである。あわせて同文書は、「選挙実施は18か月以内とし、国連の運営および監視の下で行われると定めている」。

(後略)

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( 翻訳者:青木優奈 )
( 記事ID:39739 )