ピカソの有名な絵画が、イスタンブルのバクルキョイで実行された捕獲作戦により売却しようとしていた2人の人物とともに捕らえられた。この絵画は贋作がどうかを調べるため、ミーマール・スィナン大学に運ばれた。イスタンブル不正取引犯罪対策局の局員らがバクルキョイで実行した捕獲作戦において、スペインの画家であるパブロ・ピカソの「Nude Dressing Her Hair(髪を梳く裸婦)」という題名の絵画を売却しようとしていた2人の人物を逮捕した。この絵画は贋作か否かの調査のため、ミーマール・スィナン大学へと運ばれた。
イスタンブル警察署内の不正取引犯罪対策局の局員らに、スペイン人画家であるパブロ・ピカソの絵画が売りに出されているという情報がもたらされていた。
局員らはこの密告の真偽を検討し、被疑者であるA.O(66歳)とM.E.O(28歳)を特定して情報技術並びに物理的な監視を始めた。不正取引犯罪対策局の局員らは被疑者らと接触し、スペイン人画家パブロ・ピカソの「Nude Dressing Her Hair(髪を梳く裸婦)」という題名の作品を800万ドルで購入すると伝えた。
取引場所に現れた被疑者のA.OとM.E.Oは、局員らにより持ち込んできた作品とともに逮捕された。身体検査を通過した2人の被疑者は、尋問のためヴァタン通り沿いにある不正取引犯罪対策局に移送された。
■作品の真偽が調査される
背面には本物であることが示された2枚のシールが貼られているこの作品が、今日(30日)警察により報道陣に公開された。細心の注意を払って保管されているこの絵画は、その真偽を調査するためミーマール・スィナン大学とトプカプ宮殿博物館の関係者らのもとに運ばれることが伝えられ、さらに絵画を盗難された蒐集家との関連でアメリカの警察関係者とも連携することが発表された。この絵画が真作であった場合、アメリカ人蒐集家に(所有物であるという)証明文書を提出してもらうことを条件に返却されるか、あるいはイスタンブルの博物館で展示されることになるだろうとも伝えられた。
■被疑者は釈放された
警察署での取り調べを受けた後、絵画を売却しようとしていた被疑者のA.OとM.E.Oも、身柄を引き渡された裁判所により法的な行動制限の条件付きで釈放されたことがわかった。
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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:39767 )