サウジ:モスク爆破テロ、犯人の身元明らかに
2016年01月31日付 al-Hayat 紙
アブドゥッラフマーン・アブドゥッラー・スライマーン・トゥワイジリー(SPA)
アブドゥッラフマーン・アブドゥッラー・スライマーン・トゥワイジリー(SPA)

■サウジ当局、アフサー県モスク爆破テロの犯人の身元明らかに

【アフサー:ハサン・バクシー】

サウジアラビア内務省は、アフサー県のリダー・モスクを狙った爆破テロの実行犯の身元を公開した。爆破テロでは4人が死亡、36人が負傷し、うち3人は警察官だった。負傷者のうち19人はすでに治療を受けて、退院している。内務省は昨日(30日)記者会見で、爆破テロ犯はアブドゥッラフマーン・アブドゥッラー・スライマーン・トゥワイジリー氏(22歳)と明らかにした。また犯人は過去に、「捕虜を解放せよ」として知られる拘留者の解放を求めた集会で拘留されたことがあった。

内務省は、テロ実行に関与したもう一人の自爆テロ犯を逮捕したと述べ、犯人の身元に関するまとまった情報は、今後明らかにすると語った。

副首相兼内務相のムハンマド・ビン・ナーイフ皇太子は、テロ被害者とその遺族を追悼するため海外での休暇を打ち切り、現地のアフサー県で「わが国はテロとの戦いに決して屈しない」と表明した。

国連安全保障理事会の加盟国は昨日、声明で今回のテロ攻撃に対して最も強い表現で非難し、「テロリズムは、その形態や政治的主張が何であれ、国際的な平和や治安に対する最も危険な脅威のひとつだ」と重ねて断言した。また「非道なテロ行為に加担した犯人、組織者、資金提供者、支援者らは、裁きを受けなければならない」と強調した。同様に「本件に関し、サウジアラビア当局とは積極的な協力」が必要だと強調、「いかなるテロ行為も、動機、日時、場所、犯人の身元にかかわらず正当化されることはなく、犯罪行為である」と述べた。

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( 翻訳者:井上剛 )
( 記事ID:39772 )