シリア:政府軍がアレッポ奪還に向けて侵攻
2016年02月03日付 al-Quds al-Arabi 紙


■シリア政府軍がアレッポ北部郊外の包囲に向けて侵攻を継続

【アレッポ:アナトリア通信】

シリア政府軍及び同所属の民兵は、大量の航空援護を受けて、3日前から政権を支持するヌッブル市とザフラー町への侵攻を試みている。2つの町は、4年前からシリア北部アレッポ県の北部郊外とともに反体制派戦闘員によって包囲されている。

反体制派の情報筋の指摘によれば、政府軍がナブルとザフラーへの侵攻を果たせば、それはアレッポ・トルコ間の回廊の封鎖と、アレッポ県北部がダーイシュ、アレッポ北西部アフリーン市を拠点とするクルド人民防衛隊、そしてシリア政府軍によって完全に包囲されたことを意味する。

また同情報筋は、政府軍がヌッブルとザフラーからわずか6kmの所に駐軍していると指摘しつつ、現在包囲網がラトヤーン村周辺に広がっていると付言した。さらに同情報筋によれば、反政府軍の分隊が火曜から水曜にかけての晩、大規模な部隊を政府軍との衝突の前線に動員した。一方、ロシア戦闘機はアナダーン市やマアラサト・ハーン村といったアレッポ北部及び南部の村々に加え、反体制派の小隊への空爆を続けている。

シリア政府軍及び同所属の民兵は火曜、ロシアによるアレッポ北部での航空援護を受けて大規模な軍事作戦を開始し、ダイル・ザイトゥーン町、タッル・ジュバイン村、ハルダトニーン村を制圧した。

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( 翻訳者:内海菜生 )
( 記事ID:39793 )