イラク:クルディスタン地域のバールザーニー大統領は欧米の圧力を無視し、住民投票に固執
2016年02月04日付 al-Hayat 紙
マスウード・バルザーニー
マスウード・バルザーニー

■バールザーニー大統領は圧力を無視し、住民投票に固執

【バグダード、エルビル:本紙】

クルディスタン自治政府のマスウード・バールザーニー大統領は、クルディスタン地域の独立に関する住民投票の実施延期を求める欧米の圧力を無視した。また、住民投票の実施時期に異議を唱えるクルド勢力に対しても厳しい批判を向けた。大統領は「住民投票は独立宣言に直結するものではない」と述べる一方、複数の議員は、クルディスタン地域が「コンセンサスの実現とクルド人の連帯」を必要としていると述べ、スンナ派勢力とシーア派勢力は住民投票を「違憲」とみなした。

EUの代表団は、クルド勢力に住民投票の延期とイラク国家の防衛の継続を呼びかけていた。それと並行し、複数の政治家とクルド勢力は、住民投票に先立って「それにふさわしい基盤と状況を創出すべき」と呼びかけた。

(後略)

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( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:39798 )