トルコは公式に飛躍している…。国際空港評議会(ACI)によると、アタテュルク空港は利用者数の増加において「グループ1」の空港の中でヨーロッパ第2位となった。グループ2では利用者数増加でサビハ・ギョクチェン空港がヨーロッパ第1位となり、イズミルのアドナン・メンデレス空港も同グループでヨーロッパ第5位に位置づけられた。トルコの空港の成功をエコノミスト誌は次のように解説している。イスタンブルのアタテュルク空港は2年でロンドン・ヒースロー空港を抜き、首位となるだろう。
ACIによって行われた発表で、グループ2とされた、年間利用者数1,000万から2,000万人のカテゴリーで最も成長した空港は、成長率19.7%のサビハ・ギョクチェン空港となった。このカテゴリーで、7年間に渡って「最速で成長した空港」であるというタイトルを奪還できなかった同社は、2015年に2,500万人の旅客の手荷物を積載し、グループ1のカテゴリー(年間2,500万人以上)となった。グループ1ではイスタンブルのアタテュルク空港が6,130万人で第2位となった一方、グループ2ではサビハ・ギョクチェン空港を、第5位の年間成長率12.1%、利用者数1,200万人のイズミルのアドナン・メンデレス空港が追っている。
■空港の成長速度ランキング
・グループ1(年間利用者数2,500万人以上)
第1位、マドリード:12%
第2位、イスタンブル・アタテュルク:9.1%
第3位、アムステルダム・スキポール:6%
第4位、ロンドン・ガトウィック:5.7%
第5位、バルセロナ:5.7%
・グループ2(年間利用者数1,000万~2,500万人)
第1位、イスタンブル・サビハ・ギョクチェン:19.7%
第2位、アテネ:19.1%
第3位、ダブリン:15.3%
第4位、ロンドン・スタンステッド:12.8%
第5位、イズミル・アドナン・メンデレス:12.1%
■エコノミスト誌:アタテュルク空港が首位となるだろう
一方、イギリスメディアのエコノミスト誌に掲載された報道では、2年以内にイスタンブル・アタテュルク空港がロンドン・ヒースロー空港を抜き第1位となるだろうと述べられた。2015年の利用者数では、アタテュルク空港は9.1%成長してフランクフルト空港を抜き、順位を3位に上げていた。
このランキングでロンドン・ヒースロー空港は7,490万人で第1位となった一方、第2位はパリのシャルル・ド・ゴール空港で6,570万人、イスタンブル・アタテュルク空港は6,130万人で第3位だった。
エコノミスト誌の記事によると、ロンドン・ヒースロー空港の成長率は2.2%にすぎないという。「国際空港評議会(ACI)の数字によると、アタテュルク空港は急速な成長によって2年以内にロンドン・ヒースロー空港をおびやかし第1位となるだろう。イギリス政府はヒースロー空港の成長のため新たな滑走路などの問題に苦悩している。他方、イスタンブルでは旅客キャパシティ2億人を越える第3の空港が建設されている。トルコは国内線市場としてはアメリカ、中国、インド、ブラジル、インドネシアに次ぎ第6位である。イスタンブルは重要な中継点だ。」
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:39824 )