パレスチナ・イスラエル:イスラエル移民大臣「パレスチナ自治政府が地図上から消滅しつつある」
2016年02月12日付 al-Hayat 紙

■イスラエルはパレスチナ自治政府が地図上から消滅しつつあるとみなす

【ナザレ:本紙】

イスラエルのゼエブ・エルキン移民大臣は、パレスチナ自治政府(PA)による最近の声明に関して、「PAの棺桶へと葬り去るもう一本の釘」のようなものだとの見方を示し、PAが「諸々の理由で地図上から消滅しつつある」と述べた。

エルキン大臣はヘブライ語の公共ラジオ放送のインタビューでこう述べた。「オスロ合意は(PA・イスラエル間の)安全保障の調整を要石とみなすことができ、そのおかげでPAは存続している。このことを踏まえると、オスロ合意がもはや存続しないと発言するのであれば、PA存続の理由はなくなるだろう。PAは消滅するだろう」。

ファタハ中央委員会委員でイスラエルとの交渉を担当したこともあるマフムード・アシュティーヤ氏はベイルートで昨日、「イスラエルがオスロ合意に従わなければ、PAはイスラエルと署名したこの合意を遵守する意思が無い旨、イスラエルに通告する計画がある」と述べていた。アシュティーヤ氏はまた「米国主導の対イスラエル交渉に幕が降ろされた」と付け加え、イスラエルは、パレスチナ人のパートナーではなく「我々の土地を占領する敵国に他ならない」とも発言していた。一方、同氏は、現在のPA指導部による行動戦略が、様々な手段を駆使して紛争を国際化することを基本としているとも述べていた。

(後略)

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( 翻訳者:長谷川健司 )
( 記事ID:39840 )