「北の雷」合同演習終了に際し、各国首脳を迎えるサウジ国王(SPA)
■サウジアラビア:20カ国のアラブ・イスラーム諸国軍による「北の雷」が終了
【ハファル・バーティン:本紙】
サウジ領内で15日間にわたって実施されていたアラブ・イスラーム諸国20カ国の軍隊による軍事演習「北の雷」が、本日(木曜日)終了した。これに続けて明日金曜日は、全参加国による軍事パレードが実施される予定だ。
サウジのサルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王は、22カ国の首脳、高官らとともに、ハファル・バーティンの北部地域に位置するキング・ハリド軍事都市で、演習終了を見届けた。
演習では、軍事協力訓練や実戦を模したあらゆる状況での訓練が実施され、演習参加国による基本的な指揮、統制を行った。共同統一指揮のもと、正規戦、不正規戦における軍事作戦の計画、実施、評価が行われ、部隊の招集、配備、運用、支援、維持、自国への再配備に関する計画が完成した。アブドゥッラフマーン・ブンヤーン第一演習部隊長兼一般参謀本部長はスピーチのなかで「本演習は、アラブ・イスラーム圏による地域史上最大規模の合同軍事演習だ」と述べ、アラブ・イスラーム諸国20カ国が同演習へ参加したのは「サウジからの要請に応じてのことだ」と強調した。また「これ以前に、演習のコンセプトを明確化し、計画を推進するため、複数回にわたって会議を開いた。各部隊の招集地への到着には3 日間を費やし、その後15日間に及ぶ演習任務が終了した」と語った。
(後略)
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( 翻訳者:井上剛 )
( 記事ID:40027 )