エスファハーンにいる外国人乞食からもたらされる外貨収入
エスファハーン市「違反行為予防・排除局」の局長はこの件について、ジャーメ・ジャム紙に次のように述べている。
今年、特にここ数か月間で、我々は外国人乞食たちを市内から一掃し、彼らの身元を「美徳センター」(乞食らを保護する福祉庁の施設)に引き渡してきた。しかしにもかかわらず、彼らが再び市内に舞い戻り、乞食行為に従事している姿が目撃されている。こうしたことから、我々の関心はこの問題を真剣に追跡調査することに向けられるようになった。
モジタバー・カーゼミー氏はさらに、次のように付け加える。
この問題を調査したところ、これらの者たちは50人名からなり、パキスタン国籍であること、あるイラン人によって、エスファハーン市の東端地域にある、〔住居としての〕基準に満たない廃屋、さらには家畜小屋に住まわされていたこと、そして組織化された形で物乞いを働いていたことなどが分かった。
同氏によると、この50人は大体7~8家族(夫、妻、子供、さらには乳児まで)を含んでおり、彼らは全員、先に言及した〔イラン人の〕人物によって昼夜を問わず市内に配置され、物乞いをしていたという。
この組織化された集団のリーダーであり、イラン人であるこの人物は、夜の終わりになると、莫大な額となった彼らの稼ぎを受け取り、自分の取り分を差し引いたあと、残りを外貨に両替して、母国にある彼らの口座に振り込んでいた。
エスファハーン市違反行為予防・排除局局長は、こうした外国人たちが犯している犯罪には、不法入国、不法滞在、不法・不正収入の罪が含まれていると強調したうえで、次のように指摘した。
我々はエスファハーン20キロ圏内にある彼らの居住地を特定した上で、治安維持軍および司法権と協力して、彼ら全員を今週の日曜日(バフマン月25日=2月14日)に検挙し、国境外に追放するために州の外国人局に身元を引き渡した。
カーザミー氏によると、外国人らを完全に取り仕切っていたこのグループのイラン人リーダーも特定され、拘束命令が出たものの、いまだに逮捕されていないとのことである。
つづく
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( 翻訳者:FME )
( 記事ID:40071 )