■イラク政府:国際機関に「化学兵器」への注意を呼びかけ
【バグダード:本紙】
イラク外務省は昨日、「ダーイシュ」(「イスラーム国」)による、サラーフッディーン県のトルクメン人の町ターザに対する化学兵器を用いた攻撃を重大視するよう国際機関に呼びかけた。
同省のアハマド・ジャマール報道官が昨日の声明で述べたところによると、「我々は本件に関して積極的な外交行動を開始した。外務大臣は、本件を専門機関である化学兵器禁止機関(OPCW)、国連機関および安全保障理事会に通達しただけでなく、この犯罪の深刻度をアラブおよびヨーロッパ諸国の大使に通知した」。
在イラク国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は今月10日、ターザ一帯に対するマスタードガス(びらん性毒ガス)と塩素ガスを用いたダーイシュによる攻撃で、409名の負傷者が発生したと報告していた。ターザのフサイン・アーディル町長が同13日、「米国とドイツの専門家がガス兵器使用の影響を検査した」と報告した。
(後略)
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( 翻訳者:長谷川健司 )
( 記事ID:40110 )