ヨルダン:パレスチナ・ユース・オーケストラが活動再開
2016年03月28日付 al-Hayat 紙
■『ガザに安寧を』 - パレスチナ・ユース・オーケストラの新曲
【アンマン:ジャマール・アイヤード】
エドワード・サイード国立音楽院(ESNCM)付属のパレスチナ・ユース・オーケストラ(PYO)が、フランスの巨匠ニコラス・スィモン氏の指揮による演奏会をもって活動を再開した。同演奏会は最終的にアンマン中心部のフサイン文化センターの劇場で行われた。
ESNCMのスハイル・フーリー院長によると、PYOはアンマンでの演奏後、王立オペラハウスでの演奏会に向けて直ぐにオマーンの首都マスカットに移動した。またスルターン・カーブース大学で、PYOはオマーン側の求めにより教育に関するワークショップを開くという。
アンマンでの演奏会はヨルダンのフレンズ・オブ・フェスティバルズ協会とESNCMによって組織され、ジャラシュ市のホテル「グスヌ・ザイトゥーン」で1週間続いたヨルダン人向けのPYOの企画の一環として行われた。またPYOは例年の活動の前に、世界各地に離散したメンバーの演奏に関する集中訓練のワークショップを行った。
PYOの演奏会には西洋クラシック音楽とアラブ音楽が含まれ、世界的な傑作のひとつである、ロマン主義の作曲家H・ベルリオーズ(1803-1869)の交響曲『リア王』(抜粋)の演奏から始まった。同曲は難しい構成ながらも、愛に満ちた間隔の温かさを奏でる楽節の魅力が、常に人々を惹きつけてきた。
(後略)
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( 翻訳者:長谷川健司 )
( 記事ID:40162 )