共和人民党(以下、CHP)のケマル・クルチダルオール党首は、セマ・ラマザンオール家族相に向けた発言により、自身を「政治的異常」と言うエルドアン大統領に、「質問しているのだが、『ドルマバフチェに住み、カドゥキョイからやって来る船に乗船している女性、少女をじっと見ている』とは何事か？これを性的異常という」と述べた。トルコ医師協会を訪問したクルチダルオール党首は、下記の通り述べた：
■2分黙っててくれ
「政治本来の性質には批判がある、一言述べよう。政権与党側、首相、閣僚は批判を行い、我々は返答する。我々が理解し難いことは：何故大統領が議論の中心にいるのか？何にでも口を出してくる。あなたは2分黙っててくれ。あなたの職務は社会に平穏をもたらすことである。大統領に期待されるのは分別のあるメッセージなのだ。大統領は、「私に答えろ」と言う。あなたは一体誰なんですか、私があなたに答えるのですか？大統領と我々が話をしているのではない。
■これは性的異常
私が行った批判に対し、「異常だ」と表現する。私は大統領に対して問う、「ドルマバフチェに住み、カドゥキョイからやってくる船に乗っている女性、少女をじっと見ているのだ」とは何のことか？「彼女達をじっと見る」ということは異常ではないのか？これは性的異常だ。自ら告白するエルドアン氏がそう言っているのだ。政治的異常とは、議会に登場し宣誓を行った後、宣誓を守らず誇りや名誉をゴミ箱へ捨てることをいうのだ。これが政治的異常でなければいったい何なのか？出番が来ると 「女性の地位を向上させる」と言う。「母を連れて帰れ」と言ったのはあなたではなかったのか？「イスラエルの子」と叫んだのはあなたではなかったのか？自分から我々に教訓を与えている。異常性そのものの人物が問題を歪曲している。性的異常、政治的異常は、レジェプ・タイイプ・エルドアンだ。
■我々は子供を守る
この独裁的な人間のクズに呼び掛けたい。子供たちがレイプに遭ってる中、あなたは何か発言したか？何て人間なんだ、あなたには子供を守る言葉がないのか？ 良心はあるのか？あなたは立ち上ると我々を攻撃するのに、あなたは何も出来ないじゃないか。犯罪に火を注いでいる。我々は正しく、名誉を保ち、子供を守っている。子供が犯罪者の手に渡ることを阻止している。初等教育、中等教育で寮を開設する権限を持つのは国民教育省である。いかなる協会にも寮開設の権限は無い。その財団や協会が、一体どうやって寮を開設してきたか？国民教育省は初等教育や中等教育のための寮を開設しましたか？学生5人が住む寮すら開けることが出来なかった。議会の女性に対しても私は呼び掛ける。あなた方の大臣が、エンサル財団の"前で横になっている”中エンサル財団を守っている中、あなた方は子供、家族のことを、彼らが味わった苦痛について考えましたか？責任を負わねばならない人間が責任を負わず、責任は共和人民党にあると、この考え方、その論理を見て欲しい。
■提訴を待っている
家族相は、「裁判にかけよう」と言った。提訴せよ、この非道を裁判にかけよう。再度、この独裁的な人間のクズに呼び掛ける、提訴を待っている。名誉、尊厳とは何であるか、奴に裁判で教えてやろう」。
■家族相に対し：レイプに遭った子供たちを守れ
私は、家族相について、「誰かを守っている」と述べた。言い回しは辞書で確認して(辞書をみながら)；「誰かの前で横たわること。人、組織を守るために、方策を講じる事」。これを性的な意味で捉えると、彼らが裏で何を考えているのかを示している（訳注：直訳すると「誰かの前に横たわる」。これが「性的関係を持っている」という意味に解釈され、女性蔑視であると論争が起きている。）。もう一度言うが、あなたはエンサル財団の前に横たわっている。子供がレイプ被害に遭い、子供を守る代わりに財団を守るのだ。私の職務は、そうした子供を守ること。エンサル財団及びKAİMDER（カラマン・イマーム・ハティプ学校、イマーム・ハティプ高校、アナドル・イマーム・ハティプ高校卒業生・関係者協会）に寮を誰が開設させた？誰の怠慢だ？この寮は合法か？非合法である。県知事、郡知事、警察署長、大臣、首相はいったいどこに？我々はこのことを取り上げており、混乱が生じているのだ。家族相のみならず、国民教育相もエンサル財団を守ったのだ。
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（ 翻訳者:山根卓郎 ）
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