サウジアラビア:レストランで残った食べ物を持ち帰るキャンペーン
2016年04月21日付 al-Hayat 紙
■ボランティアのサウジ人ら、レストランで残った食べ物を持ち帰るキャンペーンを実施
【カフジ:本紙】
サウジアラビア人ボランティア30名が来週日曜日、レストランの客に対し、注文した料理のうち残ったものを持ち帰るよう呼びかけるキャンペーンを行なう。
カフジ市当局が参加するこのキャンペーンのオーガナイザーらは、「数々のボランティア活動や広報活動を通じて、食べ物の恵みや残り物を大切に扱うことの重要性を啓発すること」を目標に「残りは持ち帰ろう」という名称を選んだ。
キャンペーンでは大小さまざまな規模のレストランすべてにポスターを掲載するとしており、「シュクル・ニウマ(恵みへの感謝)」という料理をレストランの従業員に注文するよう人々へ呼びかけている。またキャンペーンでは、短いビデオクリップを通じて、あらゆる社会階層に向けたメッセージを伝える広報活動も行っており、ビデオクリップでは食べ物の恵みや残り物を大切にし、無駄をなくすことの重要性を訴えている。またキャンペーンの目標実現に向けた言葉が書かれている大きなポスターがカフジ市の各地公共広場に設置されている。また警察当局協力のもと、道路各地でさまざまなプレゼントを配布している。
またカフジ市の慈善団体は、残った食べ物を集め、選別し、同県の貧しい人々や食料を必要としている家族に分配するキャンペーンも実施している。
カフジ市長のバンダル・スバイイー氏は「このキャンペーンは市内のレストラン全店を対象にしており、レストランで食事をした際、食べ物を取って置くために残り物を持ち帰ることや、必要とする者に与える、あるいは家へ持ち帰る、ごみとして廃棄しないことの重要性を周知させることを目的としている。」と語った。
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( 翻訳者:勅使河原佳野 )
( 記事ID:40315 )