シリア:ダマスカスで映画祭の開催
2016年04月25日付 al-Watan 紙


■故マルワーン・ハッダード監督の魂に捧げる大会……30本の映画が「第3回若者映画と短編映画」映画祭で競いあう

【ワーイル・アダス】

映画公機構は、アサド文化芸術院との協力により、「若者映画と短編映画」映画祭の第3回大会の実行プログラムを実施した。同大会は、祖国〔シリア〕の地がフランス植民者から解放された70周年記念にあたる。

この映画祭は、若者映画支援プロジェクトに関わる映画のための公的コンペを含み、その応募数は30あった。これに加えて、映画公機構が近年製作した短編映画の一群が含まれ、二つの上映会も行われた。その一つはダマスカスのキンディー映画館における「シリアの短編映画の遺産から」で、もう一つはアサド文化芸術院における「最高の映画祭でも見られない映画」である。同様に同映画祭では、過去の大会の優勝作品が上映された。結びの映画では、本大会がその追憶に捧げられた故マルワーン・ハッダード監督の作品「帰還」のタイトルが掲げられた。

この映画祭にはアラブの作品も参加し、モロッコからはアブドゥルイラーフ・ジャウハリー監督の「水と血」が、レバノンからはサーリー・バスマ監督の「お願いだから殺さないで」が加わった。

■授賞者たち

開会セレモニーでは、シリアやアラブの多くの映画人への受賞が行われた。授賞したのは、アレクサンドリア映画祭主宰者のアミール・アバーザ、レバノン映画業界の長であるスブヒー・サイフッディーン、作家のハサン・サーミー・ユースフ、アーティストのドゥライド・ラッハーム、女性アーティストのアントワネット・ナジーブ、監督のアブドゥッラティーフ・アブドゥルハミード、そして故マルワーン・ハッダード監督である。故人の代わりに、サファー・マダニー夫人が表彰盾を受け取った。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:平岩里佳子 )
( 記事ID:40331 )