首都警察長官、覆面巡回指導の開始を発表
2016年04月19日付 Mardomsalari 紙
【マルドムサーラーリー紙5面】首都警察長官は、首都テヘランでの道徳安全計画の実施に向けて、治安警察内で7千名以上の覆面警察官が用意されていることを明らかにした。
イラン学生通信(ISNA)の報道によると、ホセイン・サージャディーニヤー司令官は昨日の朝、テヘラン次席検事が出席する中で開かれた「道徳安全警察覆面パトロール開始式典」で、次のように述べた。
近年、市民からよせられる苦情の一つとして、市内で発生している女性の貞節/家族の名誉に対する迷惑行為の問題があった。こうしたことから、警察は過去数年にわたり、様々な計画を策定した。約2年前からは、警察は、・騒音、・高速道路での危険運転や〔暴走や蛇行といった〕デモンストレーション行為、・〔路上でのナンパなどの〕女性の貞節/家族の名誉に対する迷惑行為、および・自家用車内でのヘジャーブ不着用、の4点を中心とする、規範に違反する行為への監視を開始し、こうした行為に対しては取り締まりが行われるようになった。
長官は、道徳安全計画が今週の初めから目に見える形で、首都テヘランの広場や商業施設、高速道路などで大規模に実施されていると指摘した上で、
この計画に加えて、本日から道徳安全警察による覆面パトロールも公道にて開始される予定だ。それによれば、男女7千名以上の隊員が公道に出向き、〔騒音や危険運転、女性への迷惑行為、ヘジャーブ不着用といった〕これらの行為を監視し、その状況を治安警察に報告することになっている。
と述べた。
首都警察長官は、これらの警察官の活動はどのような形で行われるのかについて、
これらの者たちは、女性の貞節/家族の名誉に対する迷惑行為や騒音、車内でのヘジャーブ不着用、通りでの〔車による〕デモンストレーション行為などを目撃した場合、車のナンバーを記録し、ショートメッセージ・システムを通じて道徳安全警察の本部に通知する。その後、治安警察からこれらの〔不法行為を行った〕者たちに連絡し、期日までに警察に出頭するよう要求することになっている。
と語った。
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( 翻訳者:SKM )
( 記事ID:40359 )