キューバのメーデー見物へ、トルコ人観光客6000人超
2016年04月29日付 Cumhuriyet 紙


トルコから6000人を越える人が5月1日メーデーの熱気を壮観なイベントで祝いに行く。禁輸措置廃止前に何千人もの人々が社会主義の最後の砦であるキューバの近況に関心を持っている。カストロの国では5月1日の熱気を感じたいトルコ人たちは、一週間程度のツアーで2000ドルから4000ドルを支払うことになる。

70以上の国から何万人もの人々がキューバで5月1日のメーデーを祝うためにキューバに殺到している。トルコからは毎年2万人を超える人がキューバを訪れ る。社会主義の最後の砦を見るために訪れる人々の多くはこの5月1日の時期を選ぶという。キューバの伝説的英雄チェ・ゲバラとフィデル・カストロの国で5月1日の熱気を感じたいトルコの観光客たちは一週間のツアーのために2000から4000ドル(11,000リラ)を支払うことになる。

アメリカ合衆国大統領としてバラク・オバマ氏が88年ぶりにキューバを訪問したということで、キューバは世界の注目を集めた。アメリカとキューバ間の関係は来年正常化される。キューバは毎年200万人の観光客を迎えている。アメリカとの国交回復プロセスに関連して、変化する前のキューバを見たいという者たちの数も増えている。資本主義がキューバをも支配する前に、1960年代から残る空気を感じたい者たちの目指すところはハバナである。

キューバは近年需要が増えていたが、しかし最近禁輸措置の撤廃を受けて、キューバへのトルコ人観光客は30パーセント増加した。

■車を売る者もいる

ガゼラ観光の会社ビン・ロタの支店長カアン・シャフ氏はキューバに今年45グループ、人数にして1500人をツアーで連れて行くと述べた。そのうち6グループが5月1日頃に訪れると述べる。シャフ氏は、「禁輸措置が撤廃される前に皆キューバに行きたがっている。旅費は高いけれども、関心が高い場所だ。5 月1日前後には特に関心が高まる。車を売却し、ローンを組んでキューバを見に行く者さえいる」と述べた。

プロントツアー代表のジェンク・アルプテキン氏は、キューバに30人規模のグループツアーを15回組んでいると述べ、「本来5月はキューバの観光シーズンではない。しかし、5月1日のこの祝日はトルコの休暇好きたちの関心を引いており、5月1日を含むツアーは毎年通常を上回っている。七泊八日のツアーだ。」

キューバへは直行便がないため、早期の予約が必要となっている。10月期には30%の値上げが予想されている。エールフランス、KLMオランダ空港、エア・カナダが経由便を運航している。5月1日のために組まれたツアーの中ではチェ・ゲバラの墓を訪れるプランも含まれている。

■4000ドルを用意して

キューバの5月1日メーデーを祝うために必要なお金はとても嵩む。2000ドルから4000ドルを支払う必要がある。5月1日頃にキューバを訪れたい人々は1年前から予約を取る必要がある。VIP観光海外旅行の渉外責任者のエスラ・アバモル氏によると、キューバ行きのツアーはこれまで連年、希望が増え続けている。だいたい35歳から55歳の年齢層の人々が多く、アバモル氏は「毎月3ツアー組んでいます。キューバの5月1日メーデーのために4月末から異なる日程で6グループが旅発ちます。今年は合計で3000人超の旅行者をキューバに連れて行きます。1997ドルから3997ドルまで様々な料金でキューバ とカリブ地方の島々へのツアープランを用意しております」と述べた。

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( 翻訳者:桑迫静香 )
( 記事ID:40362 )