エジプト:ツタンカーメン研究がますます熱く
2016年05月08日付 al-Hayat 紙

■学者たちはツタンカーメン王墓の調査結果にますます夢中に

【カイロ:ロイター】

世界各地から集まった専門家や考古学者、学術研究者たちは、今日(日曜)、ルクソールの王家の谷におけるツタンカーメン王墓の背後にある隠れ部屋の存在を調査するために、更なる研究と分析の実施を呼びかけた。これは、昨年イギリスの考古学者ニコラス・リーブスが発表した理論にもとづくものである。

リーブス氏は、ツタンカーメン王墓が元来ネフェルティティ王妃のためのものであったと推測した。しかし王が早くして突然の死に至ったことにより、王がそこに埋葬されることになった。

カイロの大博物館とオールド・カイロの文明博物館で行われたツタンカーメンに関する第2回大博物館国際会議の参加者たちは、去年11月と今年3月に実施されたレーダー調査についての意見考察を交換した。

同会議からの最も目立った勧告の一つが、エジプト委員会を活用し、外国人の専門家を増やして、危機的な状態にある遺物、例えばツタンカーメン王の金箔の保管庫や戦車などを移動させる明確な計画を策定することの必要性であった。専門家たちは、王墓の宝物の内、織物などは常設的に展示しないこと、特に色付けされたものは定期的に交換しながら展示し、保護することを勧めた。

(後略)

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( 翻訳者:小倉摩椰 )
( 記事ID:40416 )