■「私は本が欲しい」…本の交換を推進するための企画
【ラマッラー:バディーア・ザイダーン】
第10回パレスチナ国際ブックフェアで、アンサーフ・ジュブラーンさんという若い女性とその女友達が注目すべき企画を行っている。「私は本が欲しい」と題されたその企画は本を交換するというアイディアに基づいており、ブックフェアの来場者は誰でも、必要のなくなった本や何回も読んだ本を若者たちに提供することができる。このような本の寄付は専用のコーナーで一日中行われ、他の人が提供した本と交換される。ジュブラーンさんはビールザイト大学経理学科の卒業生で、民間企業で働いているが、自ら発案したこの企画は自身の読書への情熱の結果生まれたとしている。彼女は、新しいタイトルの本を読みたいという自身や多くの人々の望みを実現するために尽力し、その結果「私は本が欲しい」という企画が生まれたのである。
本紙に対し、ジュブラーンさんは以下のように述べた。「この企画は本の交換をテーマにしています。つまり、本を余分に持っている人や読み終わった本を持っている人が私たちに本を提供し、私たちはそれを別の人と交換するというように」。ジュブラーンさんは、この企画に対する文化省の協力について謝意を表明し、自身やその仲間たちはブックフェア後この企画を発展させることに努めるとした。このブックフェアは「私は本が欲しい」のターニングポイントとなるだろう。
またジュブラーンさんは、「私は本が欲しい」というこの企画は、一度に多くの地域をまわる巡回展の考えに基づいていると指摘した。彼女は大学における常設の場所や優れて文化的芸術的な場所を求めて尽力するとともに、住民が本を購入することができない地域において、この企画を通して増えた本を住民に届けようとしている。
(後略)
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( 翻訳者:佐藤モエ )
( 記事ID:40484 )