■エジプト政府は食料品の充実によるラマダーン準備ができている

【〔エジプト〕：本紙記者】

シャリーフ・イスマーイール首相は明日、アブドゥルファッターフ・スィースィー大統領の後援のもと開催される「ようこそラマダーン」フェアを開始する。このフェアは市民のために食料品を割引価格で大売出しするためのものであり、商工会議所連合会と供給省の協力によって運営される。その費用はおよそ900万エジプトポンドに達するが、これは各県の商工会議所の融資によるものであり、フェアは商工会議所・軍・供給省の協力で設置された41のテントを通じて行われる。全ての県によるフェアについて詳細な説明をするため、ハーリド・ハナフィー供給・国内貿易省大臣は今日、記者会見を開く予定である。

シャリーフ・イスマーイール首相は、政府は継続的な市場動向調査を通じて、食料品を大量にかつ適正価格で売り出すことを望んでおり決心していると強調した。特にラマダーン月開始が近付いてきたこともあり、政府は継続的に市場動向を追っている。同様に政府は、中央公共流通・統計局に対し、供給省と協力して、国内主要市場における食料品の価格についての日毎・週毎・月毎の報告書を提出するよう委任した。〔この調査は〕詳細な価格動向の追跡のために、カイロ、アレクサンドリア、下エジプト諸県のうち1県に加え、上エジプト諸県の1県〔の市場で行われる〕。

27県でそれぞれ500～1200平方メートルの面積の場所がフェア開催場所として選定されており、そこでは多くの発電機や定められた食料品を取り扱う20のブースが軒を連ねる。人口密度が高い県であるほど、より大きな効果が期待される。出展者には食品産業持ち株会社や製造業者、輸入業者、生産業者が含まれている。これは食料品業界大手の49社の合意によるものであるが、これらの会社はフェア開催期間中、国民に十分な食料を提供し、野菜・果物・肉・鶏・牛乳・ドライフルーツやナッツなど、神聖なるラマダーン月には欠かせない食料品を割引価格で売ることを約束した。各県の商工会議所は供給・国内貿易省やその組織と協力し、県内で開催されるフェアを監督する役割を担うことになる。

（後略）

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（ 翻訳者:青木優奈 ）
（ 記事ID:40539 )