議員特権法廃止で、HDP議員亡命!?
2016年05月20日付 Hurriyet 紙


北イラク・クルド人自治政府のバルザーニー(大統領)に近いとして知られているニュースサイトのRudawから、今朝注目すべきニュースがもたらされた。Rudawのニュースで「HDP(人民民主主義党)所属の議員であるファイサル・サルユルドゥズ氏とトゥーバ・ヘゼル氏の二人が、議員特権法廃止の可能性に直面し、トルコから亡命した」とされた。HDPのスポークスマンであるアイハン・ビルギン氏はこのニュースを否定した。サルユルドゥズ氏も「逃げていない、10日後に戻る」と話した。

北イラク・クルド人自治政府のバルザーニー(大統領)に近いとして知られているニュースサイトのRudawから、今朝注目すべきニュースがもたらされた。Rudawのニュースで「HDP所属の議員であるファイサル・サルユルドゥズ氏とトゥーバ・ヘゼル氏の二人が、議員特権法廃止の可能性に直面し、トルコから亡命したことが報告された」とされた。ニュースサイトは、このニュースを「匿名希望のあるHDP筋の情報」としていた。ニュースによると問題の情報は、サルユルドゥズ氏とヴァン選出の議員トゥーバ・ヘゼル氏が、議員特権法が廃止され、逮捕される可能性があることに対し、戻らないつもりでヨーロッパに行ったことを伝えている。

ファイサル・サルユルドゥズ氏の声明

逃げたのではなく、イギリスにいることを述べるサルユルドゥズ氏は、報道の後以下のように述べた。「ジズレで起こっている出来事を説明し、英上院議会でこの問題を議題として取り上げてもらうためにイギリスへ来た。ずいぶん前に決まっていた10日間の日程である。逃げたのではない。10日したらトルコにもどる」

HDPスポークスマンのアイハン・ビルギン氏も。ヒュリエット.com.trの質問に答えて、「友人らがトルコを捨てるつもりで行ったなど、論外だ。会派の任務で今海外にいるのだ。彼らの予定について詳細な情報は、私は知らない。しかしトルコを捨てるつもりで行ったなど論外である。会派は、時折国外での様々な予定があり、議員にその任務を命じている。彼らもこの任務のために海外にいるのだ。会派を代表してさらに詳細な発表がなされると思う」

彼の議員特権が廃止されることが求められていた

サルユルドゥズ氏に関し、ウルファ共和国検察により準備され法務省に、そしてそこから議会に送られた調書で、彼の議員特権が廃止されるよう求められていた。アンカラでのテロを実行した自爆犯のお悔やみに行ったヘゼル氏に関しても、調書が準備された。ヴァン共和国検察により準備された調書で、ヘゼル氏が「テロ組織のプロパガンダを行うこと」と「犯罪及び犯罪者を称賛すること」といった罪を犯したことが明らかにされた。

議会での議員特権法廃止に関する憲法改正で、各条項に対し、348票の賛成票で通過承認された。改正案(提案)第1項に対し、350票、第2項に357票の賛成票があった。改正案の2巡目の投票は明日(金曜日)行われる。憲法改正が国民投票なしで認められるには367票、国民投票にかけるためには少なくとも330票が必要となっている。TBMM(トルコ大国民議会)で議長のイスマイル・カフラマンを除き、公正発展党は316、共和人民党は133、民族主義者行動党は40、人民の民主主義党は59の議員を有している。無所属は一人である。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:40592 )