サウジアラビア:特別な年のラマダーン休暇の準備が始まる
2016年06月01日付 al-Hayat 紙


■「買い出し」が始まる -ラマダーン中の休暇の終了まで

【ジェッダ:ムバーラカ・ズバイディー】

学期が終わり、小学校低学年の生徒たちの夏休みが始まるやいなや、サウジアラビアでは多くの家庭が買い出しを始める。買い出しでは、子供達と約束していた試験合格祝いのプレゼントなどを買う約束を守り、行事、特に早めの準備が求められる結婚式やイードに必要な物を購入する。更にはラマダーンの準備をして、生活必需品や贅沢品を購入する。

今年の状況は例年と異なり、休暇中にいくつかの行事が重なっている。そのうち最も重要なのはイード・フィトル(ラマダン明けのイード)とイード・アドハー(犠牲祭)で、今年はそれぞれの休暇が連続し、間に諸々の行事を挟む。そのため、各行事で必要な物を買うために、市場を行ったり来たりせねばならず、状況は常に慌ただしいことになっている。こうしたことは、本紙がジェッダ(紅海の花婿)および近隣の村々、とりわけマッカ州ムザイリフ郡(ジェッダの300キロ南)の村で取材し、多くの買い物客や店主に、休暇中に行事が1回以上ある今年の予想と準備について質問したことから、明らかとなった。

家族と一緒に、イード・フィトルの最中に友人の結婚パーティーの準備をしているアビール・ザフラーニーさんは、本誌に対し「私たちは、とても早い時期から準備を始めました。このパーティーは特別で、たくさんの招待客がおり、複数の部族も来るものですから。でも、まだ準備は終わっていません」と述べた。また、必要な物品、特に休暇とイードで必要なものをいつ買い終えるか本誌が問うたところ、同氏は「旅行に関していえば、学期が始まる少し前には終わるんでしょうが、今のところ計画を立てていません。諸々のお祭りは、友人の結婚パーティーの準備が終わってから始めます。もう仕立て屋のほうは終わって、他に必要なものを買うだけです。ラマダーンの前には終わるでしょうが、いつ終わるかハッキリわかりません。」

(中略)

ジェッダ市内のショッピングモールで働くアブドゥッラフマーン・アリーさんは、本紙がここ数日のモールの最近の客足と今後の予想を質問したのに対し、以下のように述べた。「現時点では至って平常通りで、通常の休暇の準備期間のような客入り具合です。ただ今後、特にイードに近づくラマダーン中は大変な混雑が予想されます。」

(後略)

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( 翻訳者:川口慈 )
( 記事ID:40599 )