エジプト:ラマダーンのドラマ
2016年06月26日付 al-Hayat 紙


■ラマダーン・ドラマ:予想外の出来事に大衆は驚愕

【カイロ:アフマド・ファルグリー・ラドワーン】

 今年、エジプトでは、大スターたちの存在によりラマダーンのドラマシーズが盛況を迎えている。アーディル・イマーム、ヤフヤー・ファフラーニー、マフムード・アブドゥルアジーズ、ユスラ、ライラ・エルウィー、メルファト・アミーンらが競い合っている。モナ・ザキー、マフムード・ラマダーン、ガーダ・アーディル、ユースフ・シェリフ、アマル・ユースフ、ドニア・サミール・ガーニム、ムスタファー・シャアバーンといった若者向けエジプトドラマのスターもいる。ニルリー・カリームとガーダ・アブドゥルラージクという昨今のドラマスターも忘れてはならない。また、第1回ドラマスターで優勝したリッチなスター、ムハンマド・ムニールも登場する。
 
 このように多数のスターが出演するにも関わらず、今年のドラマ制作の規模は、前年より小さいことがわかる。ラマダーン月が中盤に差し掛かり、他の作品が視聴者を引き寄せ続けた一方で、ドラマの視聴率は後退した。

 そしていつも通り、大衆は皆を驚嘆させ、予想を覆した。というのも今年、エジプトの視聴者は、出演するスターにかかわらず宣伝中の反響が最も少なく、ラマダーン月の最初には多くの人が聞いたこともない作品を好んでいるからだ。


それが、連続ドラマ「ドームの喜び(英題:The Dome Celebrations)」だ。世界的な文学者ナギーブ・マフフーズの同名の作品(1981年出版)が原題となっている。もともと、この作品は劇団の業界で、セリフや彼らの仕事の細かな部分や核となるところで、参照されてきた。しかし、ディレクターのムハンマド・ヤースィーンは俳優でキャスティングすることに成功した。配役は際立っており、例えばモナ・ザキー、ガマール・スライマーン、サブリナ、ソバー・ムバーラク、イヤード・ナッサール、スーザン・バドル、ラーニア・ユースフ、ディーナー・シャルビーニー、アフマド・サウダニーらがいる。

(中略)

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( 翻訳者:平岩里佳子 )
( 記事ID:40749 )