サウジアラビア:県庁が腐った青果を大量廃棄
2016年06月29日付 al-Hayat 紙

■カティーフ県庁が0.5tの腐敗した野菜と果物を廃棄

【カティーフ:本紙】

カティーフ県庁の市場食料監査部は、約650kgの腐敗した野菜と果物を廃棄した。これは、県内の青果市場に対する集中取締りの一環として、聖なるラマダーン月の前半に行われた。輸入された商品の管理と確認、そして消費者に対するこれら商品の品質の保証を目的とするものである。

カティーフ県知事のズィヤード・ムガルバル技師によれば、この取締りの結果、市場食料監査部職員らが品質の不適正を確認した約650kgの腐敗した野菜と果物が押収された。ムガルバル知事によれば、この集中取締りは、県庁職員が行う検査を補完するために実施され、商店あるいは路上における青果の消費適正性を確認することを目的としている。今後は違反店に対する警告と状況改善を課す指示が出され、違反者には県の条例に従った罰則が適用されることになる。

これら野菜と果物の腐敗とその廃棄の理由に関して、ムガルバル知事は以下のように述べた。「腐敗の原因は、輸送、保存、貯蔵の状態の悪さに帰せられ、荷台に覆いのない車によって輸送される間に青果が大気中の様々な汚染物質にさらされた結果である。また、長い時間熱と太陽光にさらされることにより、細菌が青果で成長、増殖し、腐敗の進行に適した環境を作りだしてしまったことにある。」

カティーフ県知事は消費者に対し、信頼できる場所で食料品を購入し、たとえ安価でも皮が裂けていたり、傷がついていたりする青果の購入を避ける必要を訴えた。そうした部分には有害な細菌が好んで成長するため、汚染が進み、傷みやすく腐りやすいからである。

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( 翻訳者:柴田まり菜 )
( 記事ID:40780 )