トルコ、世界第二の人道支援国となる
2016年06月29日付 Milliyet 紙


トルコは、320億ドルでアメリカに次いで世界で二番目の人道支援国となった。

トルコは2015年に、国民所得の割合でみるなら最も人道支援をおこなう、世界で最も寛大な国となった。トルコ協力開発機構(TIKA)、首相府緊急事態管理庁(AFAD)とトルコ赤十字のような組織により、世界中どこであれ、迫害を受けた人々や、様々な被害を受けた人々を助けるトルコは、320億ドルという金額で、アメリカに次いで世界で二番目に人道支援を行う国となった。

トルコのあとに英国、EUとドイツが続く結果となった。2015年にアメリカの次に世界で二番目に国際的な人道支援をする国となったトルコは、2015年には国民所得の割合でみるなら0.37%という数値で世界最大の人道支援国となった。

■人道支援は昨年に比べて増加

報告によると世界最大の人道支援国となったトルコが行ってきた人道支援は昨年に比べて31%の増加を示した。トルコの2014年度の人道支援額は16億米ドルであったのに対し、2015年には32億米ドルとなり前年度の2倍の額に達した。

2015年に国民所得の割合でみるなら、最も人道支援をした国となったトルコをクウェート、アラブ首長国連邦、スイス、ルクセンブルクが後を追った。報告によると国民所得の割合の点から最も人道支援をした国の上位3か国がムスリムの国々であったことは、人々の注目を集めた。

アメリカに関しては、0.04%で19位となった。2014年に世界で行われた人道支援額は251億米ドル、それが2015年には280億米ドルという額に達した。トルコが行った人道支援の30億2千万米ドルは昨年の世界人道支援額の11%を占める。

世界で最も人道支援の対象となったのは20億米ドルで、シリアであった。そのシリアに、15億米ドルで南スーダン、16億6千万米ドルでイラクとパレスチナが続いている。

トルコは、シリアの危機での被害者らのために当初から今日まで、宗教、言語、人種に関わらず人道支援を続けている。今日世界で最もシリア人難民らを受け入れているトルコでは、AFADやトルコ赤十字、TIKAのような組織がシリア難民に、より快適な生活を提供するために活動を続けている。

■迫害を受けた人々がどこにいようとも、トルコはTIKAという手(支援)を差し伸べる

ここ5年で活動範囲を広げるTIKAは、今日54のオフィスで140を超える国で活動を続けている。これに従い、活動範囲においては、農業から健康、教育から行政・社会インフラ支援まで多くの分野で、数万ものプロジェクトを実施しているTIKAは、既存のプロジェクトに新しいものを加え続けている。TIKAは世界のどこであろうと人種、言語、宗教による差異を厭わず、迫害を受けた人々に救いの手を差し伸べている。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:40815 )