エジプト:国際フランス語会議はテロとの戦いを呼びかける
2016年07月09日付 al-Hayat 紙

■国際フランス語圏会議は「アズハル・オブザーバー」との協力を呼びかける

【カイロ:ムハンマド・ウワイス】

「テロ撲滅と暴力的過激思想の抑止のための会議」の出席者たちは、この問題に関する情報交換、国際メディアでのヘイトスピーチへの反対行動に関わる「アズハル・オブザーバー〔外国語監督機関〕」との相互協力、そして、思想信条や出自の多様性を問わず社会的共生を認める単一の文化的な傘の下に若者を結集することを目的とした「ともに自由を/共通の自由を」キャンペーンの実行を呼びかけた。

この会議は、国際フランス語圏機関が先日、パリのフランス国際外交アカデミーとの協力により開催したもので、80か国が参加した。その議題にはフランス語圏地域の現状、テロとの戦いにおけるその役割、若者、教育、政治的・経済的統合、法的な異議申立てと法的対応、人権と基本的自由の多次元での統合、地域内部での異議申立て、集団的・個人的な対応、メディアを通じた対抗措置などが含まれた。

「アズハル・オブザーバー」代表のウサーマ・ナビール博士は、会議の席上で、「ダーイシュ」〔IS〕が人間的権利と人類文明に対する罪を犯していること、また、ソーシャル・ネットワークの分野における技術革新を利用して、世界中の地域から若者を惹きつけるために彼らの毒され誤った思想を多くの言語により全力で広めようとしていることを指摘した。

ナビール氏は、世界中で起きているこの現象に立ち向かうためのアズハル・オブザーバーの見解を明らかにした。それは、若者たちが有する思想の再構築と宗教指導者の再教育のいずれに関わるものとなる。加えて、同氏はイスラームに関する西洋の誤った理解を正すことにも言及した。

(後略)

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( 翻訳者:高寺葵 )
( 記事ID:40816 )