エジプト:モガンマア、67年目の移転
2016年07月10日付 Al-Ahram 紙
「モガンマア(政府総合庁舎)」
「モガンマア(政府総合庁舎)」

■67年を経て……「モガンマア」を解放する:13の省、3万人の職員の事務所が移転へ
〔訳者注:タフリールは解放のことで、政府総合庁舎「モガンマア」がある広場の名前でもある〕

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カイロ県では今月初めからタフリール広場のモガンマアの移転事業が始められ、67年にわたり続いてきた業務に幕を下した。その年月は、エジプトで最大の政府総合庁舎とみなされる建物の年齢である。

モガンマアには3万人の政府職員が勤務し、毎日約10万人の市民が訪れている。カイロ県庁に属する部屋は約400室あり、内務省に属する部屋も約400室ある。残りの部屋は、13の省に分けられている。モガンマアは、広々としたホール、光を入れる天窓、多数の窓口、各階の数多くの通路を特徴とする。その建物は2万8千平方メートルの敷地面積、55メートルの高さを誇り、14階と1536室からなり、10基のエレベーターを備えている。

今月初めから、社会連帯省の事務局がモガンマアから移転し始め、ギザ県の定められた場所へ移動した。残る諸省庁・政府機構もこれに倣い、それぞれモガンマアからの移転後の代替地を用意する予定である。カイロ県庁の諸事務局も代替地へ移転する予定であるが、その場所の決定および移転は、内閣総理大臣令にもとづき、今年中に行われるだろう。

(後略)

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( 翻訳者:須賀田三志朗 )
( 記事ID:40855 )