バシュブー元参謀長官、声明発表
2016年07月17日付 Cumhuriyet 紙


元参謀総長イルケル・バシュブー退役陸軍大将は、トルコ国軍(TSK)での軍事政権設立によって行われたクーデターに関して、「これらを行ったのはトルコ兵ではない、テロリストだ」との見解を述べた。

バシュブー元参謀総長は、「クーデターに関与した兵士たちは使われた」のだと主張し、「私は、兵士たちはこのクーデターの内部に関わり計画を立てた将校とは区別されるものと考えている。これらの兵士たちはおそらく騙されたのだろう。彼らは軍事演習などの理由によって兵舎の外に出されたと見られる」と話した。

バシュブー元参謀総長は、「フルスィ・アカル参謀総長をはじめとしてトルコ国軍の大部分が民主主義を支持している」と述べ、「そのことについて、私は本当に全てを心から祝っている。昨夜、トルコ国軍の大部分とともに肩を並べて立派な行動を示した我が国の警察に感謝を表し、彼らを称賛する。警察官たちは生命を代償に職務を遂行した」と話した。

CNNトルコの報道によると、イルケル・バシュブー元参謀総長がこの件に関して行った声明は以下のとおり。
「昨夜はトルコの歴史上で最も恐ろしい夜の1つとなった。このクーデターの実行を、企てを、この行動とこの行動に参加した者たちを私は呪う。彼らはトルコとトルコ国軍の歴史に汚点を残した」と話した。

■「民主主義を支持していた」

「今日私が言っているのは、自分の議会を爆破し、自分の市民に発砲する者たちはトルコの兵士ではありえないということだ。彼らは誰かから、どこかから命令を受けているテロリストである。これらの事件の結果にある喜ばしい点の1つは、トルコ国軍の大部分が、2016年7月15日に起こった事件に反対を示す態度によって、フルスィ・アカル参謀総長をはじめとして民主主義を支持したことだ。このため、私は本当に全てを心から祝っている。昨夜トルコ国軍の大部分とともに肩を並べて立派な行動を示した我が国の警察に感謝を表し、彼らを称賛する。警察官たちは生命を代償に職務を遂行した。」

■「トルコ国民に対して行われた行動」

「トルコ国民はクーデターに反対していることを非常に明確に全世界に宣言した。このことも、我々皆にとって名誉な点だ。今日、クーデター派とジェマートの間には多くの人間関係があると考えている。私も同様の考えを持っている。これ以前にジェマートはトルコ国軍にこの試みを行っていた。今日のものは、トルコ国民に対して行われた行動である。」「この地には強力な軍隊が必要だ。」

「我々にとってわずかに建設的に見える点がある。トルコ国軍内の有害な部分が今日浄化されたことだ。この事件の後、トルコ国軍はさらに強力になって現れるだろう。この軍は我々に必要だ。この地には強力な軍隊が必要だ。」

■「騙された可能性がある」

私は、兵士たちはこのクーデターの内部に関わり計画を立てた将校たちとは区別されるものと考えている。この兵士たちはおそらく騙されたのだろう。彼らは軍事演習などの理由によって兵舎の外に出されたと見られる。この事件に使われたのだ、メフメトチキ(トルコ兵士)たちは。おそらく強要されたり、間違った情報を与えられたのだろう。その若者たちがこのことを理解し見抜くことは簡単なことではない。この若い我々の兵士たちとその他の者を同じものさしに置いてはならない。」

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:40892 )