アナトリア共和国検事局の請求を受け第5初等刑事裁判所の決定に沿い、カイナク・ホールディングとの取引が確認された13の企業に管財人が任命された。管財人が指名された企業の中には、アケル繊維社もある。
■新しく確認された企業
フェトフッラー系テロ組織と影の国家機構(FETÖ/PDY)に資金を提供したとしてアナトリア共和国検察局によってカイナク・ホールディングに対し行われている捜査の一環で、かつて81の企業に任命された管財人は、7月15日のクーデター前後に行った調査の結果、あらたに13の企業がカイナク・ホールディングと取引していたのを確認した。
■13の企業に管財人
状況を捜査するアナトリア組織・密輸・経済犯罪調査局は、新たに確認されたエルブルズ・エネルギー電力生産・産業・貿易株式会社、アカシア石膏鉱山生産株式会社、 アクサン・アク鉱業エネルギー産業貿易株式会社、アカシア建設材料貿易会社、アケル商業繊維貿易産業株式会社、アケル繊維貿易産業株式会社、中東繊維貿易産業株式会社、アクブルト繊維貿易産業株式会社、エルファ・エンジニア観光建設産業事業株式会社、エルトゥル・エンジニア建設事業請負観光産業貿易株式会社、オデン・エネルギー・エンジニア・テクノロジー開発コンサルティング株式会社、BJ繊維貿易産業株式会社、ヌルパク塗装産業貿易株式会社に管財人を任命するよう要求した。
■企業の数は94社に上る
請求を受けてアナトリア第5初等刑事裁判所は、13の企業がカイナク・ホールディングとこのホールディングに関係する企業と取引をしていたことが確認されたとし、管財人を任命することを決定した。裁判所は以前企業へ任命された管財人イムラン・オクムシュ、セザイ・チチェキ、ヒュセイン・ヤシャル、アイテキン・カラハン、エルトゥールル・エルドアン、イスマイル・ギュレン、レヴェント・キュチュクがこれらの企業においても管財人として就任することを決定した。また裁判所は、管財人に対し会社毎に最低賃金の給与が支払われるよう決定した。このようにして、カイナク・ホールディングに対する捜査の一環で管財人の任命が行われた企業の数は94に上る。
■スカーフのアケル社にも管財人
管財人の指名が行われた企業の中には、アケル・スカーフブランドと関係のあるアケル商業とアケルレル繊維社もある。アクヤル兄弟が所有するブランドの基礎は1970年代の終わりに築かれた。アケル・スカーフ社は多くの店舗を所有している。
アカシア建設材料株式会社も管財人が任命された企業の1つだ。アブドゥッラー・カトゥルジュオール氏が所有するアカシア建設は多くの住居と不動産プロジェクトを手がけていた。
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( 翻訳者:福永千夏 )
( 記事ID:40962 )