フィクリ・ウシュク国防大臣は、が先日CNNTÜRKの生放送で述べた、逃亡中の9名の将官が誰であるのかが明らかになった。捜索されている311名の兵士のうち、将官である9名は、トルコ軍において重要なポストに就いていた。
逃亡中のムスタファ・ゼキ・ウールル海軍少将、メフメト・ナイル・イイト准将、アリ・カルヨンジュ准将、アイハン・バイ少将、ナズミ・エキジ少将、イルファン・ アラバジュ少将、アリ・スアト・アクテュルク少将、ハイレティン・イムレン少将、メフメト・ゼキ・クラルプ准将は、7月27日付の官報の号外に掲載された布告で免職となった。
■氏について 逮捕状出ていた
ウールル海軍少将についての、イズミルでの機密情報及び文書所持の裁判で、記録をでっちあげ、偽の証拠を作成した罪によって、クーデタに入る前には逮捕が決まっていた。ウウールル氏は、NATOの職務のためアメリカにいた。
■2015年に昇級
逃亡中の将官のアリ・カルヨンジュ准将は、2015年の高等軍事評議会の決定によって、階級が准将に昇級された。メティン・ギュラク中将は、クーデタ未遂に関する捜査の中で「被害者」として行った証言で、自身にカルヨンジュの第28機械化旅団司令部の新たな旅団司令官になるよう任命されたこと、旅団に戦車や装甲車を都市に運ぶよう命令したと述べたことがわかった。
■ギョルジュクから逃亡
逃亡中の海軍司令部北部チームのアイハン・バイ少将も、7月15日のクーデタ未遂において重要な役割を担っていた。バイ氏は海軍司令部で、クーデタ未遂において職務を担った22名の海軍将官のうちの一人であった。
海軍司令部の南部チームのナズミ・エキジ少将も、クーデタが失敗に終わった後、沿岸警備隊のボートで近くにいた他の将官と共にギョルジュクから逃亡した。
■大佐に休暇を出した
第66機械化歩兵旅団司令官のメフメト・ナイル・イイト准将は、クーデタの夜バルヨズ裁判の被害者のひとりであるネディム・ウルサン大佐に休暇を出した。イスタンブルの外に出たウルサン氏は、夜クーデタが起きたことを知ると再び戻り、クーデタ犯たちと戦い、反乱の発生を防いだ。イイト氏は、クーデタ未遂の1日前もイスタンブルのイェシルキョイの航空防衛学校で、私服の20名の将校や将官の行っていた集会に参加していた。
■クーデタ計画者らの間に
逃亡中の兵士らのうち空軍医官で准将のメフメト・ゼキ・クラルプ教授は、イスタンブルGATAハイダルパシャ教育研究病院内科分野長、物理療法・リハビリテーション科長として職務を行っていた。またクーデタのコジャエリでの作戦に参加し、クーデタを計画し調整したという理由で艦隊司令部下のギョルジュク海軍本部基地司令官ハイレティ ン・イムレン准将についてクーデタに加担した罪で拘束し逮捕する決定が下されたことが明らかにされた。
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( 翻訳者:田中浩太郎 )
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