オリンピック公式ウェアに新たな候補―旧デザインは抗議によってお蔵入りに(2)
2016年07月27日付 Iran 紙


 こうした中、カユーマルス・ハーシェミー・イラン五輪委員長とマフムード・グーダルズィー・スポーツ相は日曜日の14時に会議を開き、適切な解決策を探った。一方、メディアの雰囲気に押される形で、〔オリンピック〕関係者らはイランの著名デザイナーの一人であるカームラーン・バフティヤーリー氏らを検討するようになった。

 バフティヤーリー氏はこの件について、「丸二日眠らず、〔オリンピック公式ユニフォームの〕候補となるデザインを三点用意しました。ネット上で私のデザインが口コミで広がったおかげで、短期間のうちにフォロワー数が二倍になりました」と述べている。

 ともあれ、昨朝、新たなデザイナーは自らが約束したとおり、候補となるデザインを手にイラン・オリンピック委員会に姿を現した。その後、マフムード・グーダルズィー大臣の出席のもと、〔‥‥〕スポーツ省内で会議が開かれ、同会議において〔新たなデザインの〕ウェアがモデルに着せられ、最終的に承認されたのである。

新デザイナーの話

 今回新デザイナーとなった人物は、2008年にイギリスで自らのブランドを世界的に登録したこともある人物だ。彼は昨日午後、選手らの採寸で忙しい時間を過ごす中、イラン紙記者とのインタビューに応じた。その中で彼は、この件での喜びを隠せない様子だった。

オリンピック・ウェアのデザインが自分に任せられたことに、嬉しい気持ちで一杯です。このことは私にとって、最大の名誉です。降って湧いた今回のチャンスを、必ずや最大限活かすつもりです。この機会を私に与え、オリンピック・ウェアのデザインを任せてくれたイラン・オリンピック委員会には、感謝いたします。

〔‥‥〕

 同氏は最後に、

幸運にも、このウェアはイラン=イスラーム的なコンセプトでデザインされており、我が国の国旗も利用されています。このウェアのデザインには、我が国の国旗の色調が非常によく目立つようになっているのです。このウェアのデザインが国民、そしてアスリートのみなさんに気に入って頂ければ、と思います。

 と述べた。

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( 翻訳者:FK )
( 記事ID:41000 )