実業家らが、ギュレンと話したこと
2016年08月05日付 Hurriyet 紙


コンヤで進められるギュレン派のテロ組織/並行国家捜査の中で証言した実業家たちは、フェトフッラー・テロ組織のメンバーたちによって「奇跡を起こす者と見られ、崇拝されていた」フェトフッラー・ギュレンが、トルコの工場と大学に関する指令を出したと伝えた。

実業家のL・Dは、2009年のクルバン・バイラムでフェトフッラー・テロ組織がアメリカのギュレン師の元への訪問を準備し、彼自身も訪問に参加したと話した。ペンシルバニアで「フェトフッラー・ギュレンが滞在している施設」とされる大きな敷地の中で、家々がある農園に似た場所に連れて行かれたとした。L・Dは、入口で警備員が電話を持って中に入ることは安全の面で禁止とし、電話を取り上げたとした。

L・Dは、その夜、食事をしてから礼拝をしたと話し、翌日他の県から来た70~80人のグループと一緒に家のあるサロンに招かれ、そこにテロ組織の頭であるギュレンが来たと話した。

■「芸術学校を開きなさい」

L・Dは、一時間近く話したあと外に出たことに加え、以下のことを話した。「少し経ってからギュレンがコンヤのグループと話したいと言うと、同じサロンにもう一度入った。我々は皆集まった。ギュレンはサロンに来たあと私たち一人一人に何の仕事をしているか、どこの出身か、名前などを聞き、知り合った。

メフメト・ヤシャル・ギュル(閉鎖されたメブラーナ大学の評議委員長)がギュレンにインドで工場を設けたいと言い、許可を求めた。ギュレンは、「工場の設置はいいことであり、不都合はない」とした。さらに後、メブラーナ大学の学長であるバハッティン・アダムは大学に関する情報を提供した。ギュレンは、大学で芸術学部が開設されるよう勧め、ここで芸術家を育てたいと話した。その話しからすると、ギュレンはメブラーナ大学を非常に重要視しており、彼自身とてもこの大学に興味があった。4日後に帰国した。

■裕福な実業家にVIP待遇

ビジネスマンのE.Çは、コンヤ・グループによる2013年のギュレン訪問に参加したと話した。ギュレンの住んでいた居住区の入り口でパソコンと電話が回収されてから、建物に通されたとし、多くの国から来たトルコ人グループを見たと話した。

E.Çは、非常に豪華なVIP車で来た4-5人が直接ギュレンの傍に赴いたとし、
「この人々は2-3時間後に贈り物を抱えて同じ車に乗って去った。尋ねると、この人々がイスタンブルの有力な実業家であると言われた」と話した。

■及びもつかない人物であるかのように見せた

E.Çは、家族と話すために夜、携帯電話を警備所に取りに行ったと話した。「警備員は、通話が禁止であり、話すなら10km離れたところに行く必要があると言った。私は怒った。『ここで違法のことをしているとでもいうのか?』と言い、口論を始めた。そばにいた人々が『来い。なんとかしよう』と言い、私をそこから離した。覚えている限り、メフメト・ヤシャル・ギュルもしくはメムドゥフ・オウズがバックから電話を取り出した。私も家族と話した。私に『君が電話で話していたのがフェイズィ先生に伝わらないように。私たちが怒られるから」と言った。

彼らは、翌日、コンヤ・グループがフェトフラー・ギュレンと会えると言った。ギュレンの側に行くと中はとても混雑していた。他の場所から来たグループがいた。メフメト・ヤシャル・ギュルは、コンヤにある彼の工場をドイツの会社がほしがっているとし、売るべきかどうかをギュレンに尋ねた。彼は売らないほうがいいと言った。入口での電話回収、電話の使用不可、ギュレンが私たちを2日間待たせ、他の人びと一緒に会ったこと、まるで彼自身が及びもつかない人物のように見せようとしたことで、私はギュレン教団を疑うようになった。」

■不正にビザ取得

実業家のM.Çはというと、2012年にギュレンの訪問に関して以下の情報を与えた。「私たちに領事館で、ギュレンと会いに行くと言う必要がないと伝えた。その後、多くの実業家のビザが発給されていなかったことを知った。私たちがアメリカに着くと、教団に関係する旅行会社の社員たちが私たちを迎えた。ペンシルバニアへ連れて行った。ギュレンが滞在し、中に6~7軒の別荘がある敷地に入った。入口の係員が私たちに「ここで見たものに関して誰にも話さないでください」と言い、約束させた。その後、私たちのグループにあてがわれた別荘に入った。ここで4泊した。3日目にギュレンと会った。15分間だった。参加した人々がお祈りを要請し、ギュレンがおこなった。ペンシルバニアにいた4日間に飲食したもののお金は全て自分たちが支払った。ここで印象に残ったのは、ギュレンが奇跡を起こす者と見られ、崇拝されていたことだ。」

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( 翻訳者:矢加部真怜 )
( 記事ID:41004 )