サウジアラビア:男性はイエメン人女性、シリア人女性と、女性はイエメン人男性、クウェート人男性との結婚を好む
2016年08月07日付 al-Hayat 紙
■サウジ人男性はイエメン人女性、シリア人女性との結婚を好み…サウジ人女性はイエメン人男性、クウェート人男性との結婚を好む
【リヤド:サアーダ・シャマラーニー】
自国の女性との結婚を望まず、外国人女性と結婚したサウジ人男性の妻はイエメン人女性、シリア人女性という順で多く、また外国人男性と結婚したサウジ人女性の夫はイエメン人男性、そしてクウェート人男性が多いことがサウジアラビア法務省による統計から明らかになった。
ヒジュラ暦1436年にあたる去年(2015年)に実施された統計調査によると、サウジ人男性が結婚した外国人妻の国籍は35に及び、またサウジ人女性が結婚した外国人夫の国籍は33に達するという。
一部の国は紛争下にあるが、そのことはサウジ人男女がこれらの国の出身者と結婚することを妨げなかった。統計リストには、イエメン国籍を持つ人々のほかにも、シリア、イラク、パレスチナ出身の男女と結婚する事例が含めまれていた。また、イエメン人男性と結婚しているサウジ人女性の数は、それ以外の国籍の男性と結婚しているサウジ人女性よりも圧倒的に多く、505人に達した。一方、サウジ人女性が結婚した男性の国籍別リストの最下位は、モロッコ、バングラデシュ、マリ、エチオピア、スリランカで、その数はそれぞれ1件だった。
統計から明らかになったのは、サウジ人女性が結婚する外国人の第2位はクウェート人男性が占め、その数は152人に達している。続く第3位はシリア人と結婚しているサウジ人女性で、その数は118人に達した。また、カタール人男性と結婚する事例が4位で93件で、エジプト人男性と結婚した事例が5位、85件であった。さらに、パレスチナ人男性と結婚したサウジ人女性は49人、パキスタン人男性と結婚したのが48人、ヨルダン人男性とが46人、その他の国籍を持つ男性とが34人に達している。続いて、スーダン人男性と結婚したサウジ人女性は20人、ナイジェリア人男性と結婚したのが18人、バーレーン人男性とが13人、レバノン人男性とが11人、アメリカ人男性とが9人、インド人男性とが8人、欧州諸国出身男性とが7人、ミャンマー人男性、アフガニスタン人男性とがそれぞれ6人、イギリス人男性、トルコ人男性とがそれぞれ5人、エリトリア人男性、モーリタニア人男性とが4人、チュニジア人男性とが3人、インドネシア人男性、トルキスタン人男性とがそれぞれ2人だった。
サウジ人男性と外国人女性の結婚においても、イエメン国籍の女性が第1位を占めており、その数は1,015件に達した。2位はシリア国籍の女性で183件、3位はパレスチナ人女性で125件だった。また、パキスタン人女性との結婚が109件、エジプト人女性との結婚が80件、ヨルダン人女性との結婚が60件、その他の国籍の女性との結婚が51件だった。さらに、モロッコ人女性と結婚する事例が40件にのぼり、続いてインド人女性とが23件、アフガニスタン人女性とが17件、スーダン人女性とが16件、クウェート人女性とが15件、インドネシア人女性、エリトリア人女性がそれぞれ12件、イラク人女性、レバノン人女性がそれぞれ10件、フィリピン人女性が8件、バーレーン人女性が6人、バングラデシュ人女性、アメリカ人女性、エチオピア人女性が5件、モーリタニア人女性、トルコ人女性が4件、アラブ首長国連邦人女性、アルジェリア人女性、トルキスタン人女性がそれぞれ3件だった。
さらに、サウジ人男性がマリ、タイ、欧州、チャドの女性と結婚する事例がそれぞれ2件を数え、また、リストの最後には、オマーン人女性、チュニジア人女性、ミャンマー人女性、イギリス人女性と結婚した事例がそれぞれ1件とされている。
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( 翻訳者:熊谷真結子 )
( 記事ID:41020 )