パレスチナ:ガザの若者たち、高等教育を受けても就職は困難
2016年08月13日付 al-Quds al-Arabi 紙


■国際青少年デーにガザの若者は更なる貧困と失業に直面

【ガザ:アナトリア通信】

4年前、アンマール・ワーキド青年は大きな喜びと共にガザ地区にあるパレスチナのとある大学の卒業証書を受け取った。

しかしそれ以来、28歳になるこの青年は大学で学んだ教育分野の仕事に就き、小学生たちを前にして授業を行う機会を得られていない。

ワーキド青年がアナトリア通信の記者に対し語ったところによると、彼は職を得るために苦労を惜しまなかったという。青年は国際連合パレスチナ難民救事業機関(UNRWA)やその他の機関が新たな教師を雇い入れるために門戸を開くたびに応募書類と卒業証書を提出してきた。彼は以下のように続けた。「卒業してから職を見つけるためにすでに相当の時間を費やしました。でもまだ見つかっていません。今はほとんどの時間を家の前に座って過ごしています。」

昨日8月12日は1999年に国連により制定された国際青少年デーにあたる。しかしガザ地区の若者を取り巻く状況はいまだ非常に厳しい。パレスチナの高等教育機関は毎年およそ3万人の学生を教育する。パレスチナ統計中央局(行政組織)が今年始めに発表した統計によると、そのうち就労者の割合は25%、失業者の割合は75%に達する。

(後略)

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( 翻訳者:川口慈 )
( 記事ID:41054 )