チュニジア:UTICA副会長が次期首相と会談
2016年08月15日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ヒシャーム・ロウミー:次期チュニジア政府は社会平和の実現と早急な成長促進を求める

【チュニス:ハサン・サルマーン】

チュニジア商工業〔・手工業〕連合(経営者団体)のヒシャーム・ロウミー副会長は、同連合がユースフ・シャーヒド内閣に参加する予定はないが、経済関連の閣僚ポストを占める人物については提案する可能性があることを述べた。ロウミー副会長は、シャーヒド内閣が社会平和の実現や投資家の誘致、経済成長の早期促進を求めることになると指摘した。

また、同副会長は、民間部門の労働者の賃上げ交渉は困難に面しているが、その原因はチュニジアが〔公的〕諸部門の売却を進める政府の下にいるという「例外的」状況にあると指摘した。同様に、「使用期限切れの心臓ステイングラフト・スキャンダル」と呼ばれる問題の重要性を低くみなし、同連合がこの問題で損害を受けた患者たちから私立病院を擁護しているとする噂を否定した。

ロウミー副会長は本紙との単独インタビューの中で次のように加えた。「ユースフ・シャーヒド次期首相との先日の会談では、我々が署名決議に参加した“カルタゴ文書”に主として記載されている次期挙国一致内閣の優先事項について集中的に話し合った。同様に、我々は新内閣の構成についても話し合い、特に経済・社会関連の閣僚ポストについて集中協議した。我々はまた、経済に関わる諸省庁(工業、商業、財務、投資)間の調整の必要性と、(特にこれら諸省庁の責任者となる)閣僚が満たすべき諸規定について確認した。さらに我々は、経済・雇用の活性化と多角的成長に関するさまざまな案を提出した。」

(後略)

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( 翻訳者:坂田優菜 )
( 記事ID:41059 )